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40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

2022サッカーワールドカップ日本VSコスタリカ雑感

ワールドカップになると、1億人の評論家が誕生してしまいますが、僕もその一人です(^^;)
 
ただ、僕自身のワールドカップ観戦経歴は自慢じゃないですが、けっこう古くて36年前まで遡ります。
 
高校時代にサッカー部の友人がいて、そいつが本当にサッカー馬鹿で、ワールドカップの話しを熱く語られたのはのもちろん、どこで手に入れたのかアルゼンチンのマラドーナが伝説の5人抜きをした試合のビデオを見せられてから自分も関心を持つようになりました。
 
プラティニとかジーコとかが全盛期の時でしたが、当然、日本はまだプロリーグすら無く、遠い夢の大会ではありました。
 
サッカー素人なので、ワールドカップをずっと見てきたという経験値での感想となりますがご容赦ください。
 
まず、試合に負けた事よりも何よりも、試合内容自体が本当につまらなくダメダメでした。
 
汚い言葉を使うなら、本当にクソな試合としか言いようがありません。
 
ですが、日本代表の試合って、実は今回のコスタリカ戦のようなゲームがずっと普通だったんですよね。
 
中盤での意味が無いパス回し、敵が詰めてくるとバックパスか苦し紛れのロングパス。
 
特に相手が引いて守備を固めてると、日本がボール保持をして主導権を持っているように感じますが、実はそれは錯覚です。
 
日本はボールを持たされているだけなのです。
 
日本にボールを持たせても大丈夫な理由というのが恐らくあって、敵は意識的にその戦術を取る時があるのです。
 
ラインを下げて守備固めをしている敵をどう崩すかですが、一番効果的なのは個人技で守備陣を崩しスペースをこじ開けることです。
 
日本代表には、それを可能にする選手が結局はいないって事なんでしょうね。
 
コスタリカ戦では、相馬選手、鎌田選手あたりにそれを期待したんですが、ほぼ機能しませんでした。
 
相馬選手はパス、シュート共に精度が低かったし、鎌田選手は位置取りが悪いのかほとんどボールに絡めてない状態。
 
後半の終了間際で三苫選手がやっと、個人技で突破する仕事を見せたのがせめてもの救いでした。
 
とまあ、引いて守る相手に対抗する手段が日本代表にはまだ無いのです。
 
一縷の望みは、スペインに大敗したコスタリカが日本に対し前線を押し上げ攻撃的なサッカーを仕掛けてくれることでしたが、敵は冷静でしたね。
 
今の日本代表には個人技で突破できる選手がいないという事を見切っての、コスタリカの試合運びでした。
 
あと、今回のキャプテンを務めている吉田選手は既にベテランではありますが、これまでの過去の大会も踏まえてですが、非常に不安要素が目立つ選手という印象でした。
(不要なバックパスが多いのも吉田選手)
 
それは今回も変わらずで、その不安要素が失点へと繋がってしまいました。
 
あまり個人を責めるのは嫌なんですが、吉田選手については見ていて常に不安がつきまとうプレーが多いのは事実です。
 
…というのが僕の感想でしたが、中継しているテレ朝の解説者たちは、「日本の方がペースを掴んでいます」「日本は今のままでいけば必ず得点できます」「コスタリカの調子はよくないから負ける要素がない」みたいな事をずっと喋っていました。
 
後半戦になってから、「ちょっと日本が緩んでます。注意しないと。」とまずい状況にやっと気づいのですが、時既に遅しでその直後に失点しました。
 
コスタリカ戦は素人の自分が見ていても、日本のペースでボールを運べたことは前半後半通じてほとんどなかったです。
 
そのことが分からない人たちが試合の解説をしている時点で、日本のサッカーレベルはまだまだ下なんだなと実感しました。
 
今回の大会では、日本は予選リーグは良くて「1勝1敗1分」だろうと、大半の人が思っていたと思います。
 
1勝できるとしたら相手はコスタリカ、何とか引き分けに持ち込めるかもしれないのがドイツ、スペインは相手が逆立ちで試合したって勝てそうにないから1敗の相手はスペインと。
 
それが予想を裏切りドイツに勝利してしまいました。
 
なんだかんだ言っても格上のドイツですから、10回戦って2回勝てれば良い方で、その2回のうち1回が今回の勝利となったぐらいに考えるべきでしょう。
 
となれば、トーナメント進出の確立を高めるためには、何が何でもこのコスタリカ戦は勝利しておく必要がありました。
 
何故なら「1勝1敗1分」と「2勝1敗」では勝ち点が全然違ってきますし、2勝をもぎ取れるビッグチャンスでもあったからです。
 
ドイツ戦の勝利は勘定できませんでしたが、コスタリカ戦の勝利は勘定に入れていたはずなのです、選手も監督も我々も。
 
一部で、森保監督は引き分けでも良い想定だったと報じてましたが、とてもそれは信じられません。
 
スペイン戦のために選手を温存していたという話しも、あまりに確率の低い宝くじでギャンブル過ぎます。
 
ドイツと引き分けたスペインは、日本戦を全力で勝ちに来るでしょう。
 
本気のスペインに勝つことが出来たら、正真正銘のジャイアントキリングの称号も得られるとは思いますが、かなり厳しい状況であると言わざるを得ないです。
 
以上、コスタリカ戦感想でした。