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40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

夏の甲子園の決勝戦としては試合内容が面白くなかった

今年の夏の高校野球甲子園大会は、金足農業高校フィーバーで幕を閉じた感じですね。
 
大阪桐蔭としては、ちょっとやりづらい決勝戦で何だか可愛そうでした。
 
金足農業高校の吉田投手は、確かに素晴らしい選手でプロが注目するのもわかります。
 
その彼がエースとして予選から甲子園決勝で交替するまで1人で投げきって、勝ち上がってきたわけです。
 
でもね、そのおかげで、決勝戦は試合としては凡戦になってしまった。
 
地力のある大阪桐蔭ですから、そんなに甘くいくわけがない。
 
連戦連投の吉田投手が大阪桐蔭を押さえる確率は、素人目に見てもかなり低いだろうとは予想できました。
 
結果は大差で金足農業高校が敗退となったわけです。
 
13-2というスコアについて、なぜ誰も言及しないのでしょうか?
 
地方大会であればコールドゲームとなる一方的な試合なのです。
 
でも、世間はメディア含めて、金足農業高校の活躍を美談でしか語ろうとしません。
 
純粋に試合を楽しみたい人間としては、息の詰まるような接戦を甲子園決勝では期待してました。
 
それだけに、吉田投手よく頑張った!という美談には、僕的にはどうも納得できません。
 
そういう声があまりあがってこないのも、ちょっと悲しいです。
 
球数制限とか色々と議論が持ち上がりつつあるのは、旧態依然とした高校野球にとっては良いことだと思ってます。
 
でも、その前に、1人のエースに頼り切った戦略、チーム作り、采配しかできない指導者をもう少し何とかすべきじゃかろうかと。
 
金足農業高校の野球部員は、全体では50人以上いるらしいですね。
 
にも関わらず、ほぼ毎試合同じメンバーで戦ってきたようです。
 
レギュラーメンバー以外の選手育成を怠ったのか、それともレギュラー以外はどんなに練習しても上手にならなかったのか。
 
どちらにしろ、指導者のスキル不足を問われても仕方ないように思いますが、どうなんでしょうか。
 
別に監督を悪者にしたいわけじゃないんですが、決勝で大敗したという事実だけに焦点を当てると、そういう反省も必要なのではと思うのです。
 
そして甲子園で優勝するためのチーム作り、采配が出来なかったという点は、厳しいようですがメディアもきちんと指摘すべきでしょう。
 
一応、僕も昔は野球少年でした。
 
中学校までやってましたけど、才能の無さに気付いて高校では野球から逃げましたが(^_^;
 
そんな僕が考えてみた、高校野球甲子園大会の改革案が以下。
 
1.投手の球数制限又は回数制限
→強豪校が更に有利になるという声もありますが、今でもそうなんだからやってみる価値はありそう。
 
2.投手枠を3人以上としてベンチに入れる事を義務付け
→これは簡単にやれそう。
 
3.ベンチ入り人数をもっと増やす
→これも簡単にできそう。
 
4.1試合で最低2人以上の投手を使うように義務づける
→完投とか完全試合達成とかが無くなるから反対は多そうだが、投手1人に負担をかけないやり方としてはあり。
 
5.試合間隔をもっと空ける
→これは効果ありそうだけど、応援団含めて滞在費がかさむ恐れあり。でも、そもそもなんで野球だけ大応援団で行かなきゃならんのだ?という疑問はあります。
 
6.涼しい10月に開催
→けっこう良さそうだけど3年生は受検シーズンに突入しているので大変かも。
 
7.選手交代しても何度でもまた試合に出られるようにする
→これだとしばらくベンチで休んで様子見てまた出してもらうってことも可能。プロとは違う仕様になることについては異論も出るでしょうが、DH制とかは高校野球にないし、金属バットは高校野球OKだし、そう考えたら別にいいような気がする。
 
8.試合を7回までにする
→中学校の時がこれでしたが、高校野球も回数少なくすれば球数も抑えられるそう。でも反対多数だろうな。
 
9.暑い日中は避けて早朝とナイターだけで試合をする
→これは割と現実的にありじゃないかなと思うが、球数多く投げちゃえば一緒。
 
こうやって色々と考えてみると、もう少し選手のために考えることってあるんじゃないのかなと思います。
 
あと、甲子園大会が全て、そこで選手生命が終わってもいいって選手がいた場合、どうするかって話しですが、、そこで終わらないように指導するのも教育です。
 
高校野球は教育の一環らしいですから。
 
ということで、高校野球雑感でした。