Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

じゃあマスコミはプロなの?

大坂なおみが試合後のインタビュー拒否を表明して大騒ぎになりました。
 
現在は彼女が鬱病を患っていることが判明し、少し風向きが変わりましね。
 
それにしても、彼女に対する批判が多いのに驚きました。
 
「インタビューを受けるのもプロの条件だ」
「スポンサーから金をもらい、マスコミが報道してくれるから今の地位にいられるのだ」
 
などなど、実にもっともらしい意見や批判がネット上で出てたのです。
 
しかも驚くことに、一般の人達から。
 
マスコミが彼女を批判するのはわかるんですけどね。
 
自分自身の仕事や存在価値を否定されたも同然ですから、そりゃけしからんとなるでしょう。
 
でも、なんで一般の人達まで大坂なおみ選手に怒りの矛先を向ける必要があるか、僕的には謎です。
 
大坂なおみ選手は、これまでもSNSを通じて、女性差別や人種差別などについて自分の意志を表明してきました。
 
例えば日本のプロ野球選手でそういうことやってる人、僕は知りません。
 
彼女は、日本のプロスポーツ選手の中では、むしろ積極的に自分の考えを一般の人達に伝えてきた人だと思うのです。
 
このご時世、マスコミのインタビューのみで世間様に伝える必要性がどこにあるのか、SNSを駆使している一般の人達が一番よくわかっておられるはず。
 
にも拘わらず、各マスコミと同じように、というかマスコミに肩入れするがごとく、一般人も彼女に対しけしからんと言ってるのが、なんとも不思議だったんですね。
 
むしろ、マスコミのインタビューによって、100%の本領をプレイで発揮できない状況があるとすれば、それを取り除いてあげるのが、大会運営者や我々視聴者では?と思います。
 
別に、試合よりインタビュー見たいわけじゃじゃいですよね?
 
素晴らしいテニスの試合を見せてもらいたいというのが大前提なはず。
 
それに、プロ失格だとか義務を果たせとか言っている一般の人達ってのは、そう他人に言えるだけの行動を常にしているってことでしょうか?
 
僕は、とてもじゃないけど大阪なおみ選手を批判できるような生き方は、できておりません。
 
あと、マスコミが一番、自身の都合の悪いことについては口を閉ざすところだというのは、みなさんもよく知っていると思うのですが。
 
大阪なおみ選手のことをプロ失格だと言う前に、マスコミはそればブーメランになっていないか、今一度胸に手を当てて考えて欲しいものです。