TV番組「訳あって…東京に住むのヤメました」でのスザンヌさんへの違和感
1月5日に放映されていた「訳あって…東京に住むのヤメました」ってのを、たまたま少しだけ観てました。
たぶん、目玉はニューヨークに行った芸人ピース綾部の密着取材だったんでしょうけど、特に興味もなかったのでそこまでは観ませんでしたが。
タレントのスザンヌさんが地元熊本で生活しているのを取材したところだけ観ちゃった感じなんですが、なんかモヤモヤが残ってしまったんですよね。
番組の作りとしては、東京を離れても、いや離れた方が充実した楽しいローカルライフをおくれますよって感じでしょうか。
(ピース綾部のパターンは当てはまりませんが)
正直、地方サイコー、田舎生活万歳みたいなレベルの低い作り話にはうんざりしているところです。
で、スザンヌさんの放送部分で、どこが引っかかったか?って話しであります。
その中で、「野菜とか買わない、ミカンを買って食べるなんて信じられない、田舎サイコー」という話しから、実際に知り合いのミカン農家のハウスに行ってミカンをただで分けてもらっているシーンがありました。
まあ、売り物にならないヤツを好意で農家さんはあげてるとは思いますが、はっきり言って「スザンヌ、お前はちゃんとお店で購入しろよ」って思っちゃったんですよね。
今はそんなに芸能活動してないかもしれないけど、そこそこ稼いでいるはずなんだから、ただでもらったりせず、ちゃんとお金を地元に落として農家さんに還元すればいいのにって。
その方がなんぼか地域への貢献にもなるし。
それから、子供を近くの親切な人に無料で預かってもらったりとかってのもありましたけど、それもなんだかなぁって感じで。
そこの地域の人達は暖かくて親切って事を言いたいのかもしれませんが、う~ん、それって・・・?
うがった見方かもしれませんが、スザンヌさんが芸能人であるというフィルターがかかった上での、周りの対応って事はないんでしょうかね。
多少そこには、卑屈な自分がいることも否定しませんし、そんなことでゴチャゴチャ言うなよってのもわかっております。
でも、スザンヌのように東京ライフを充分満喫してからの地方移住、やっぱり田舎は最高って言われても、ずっと田舎暮らししてる僕には全然響かない(^_^;
ずっと田舎に住んでるからなのか、自分の性格の問題なのかは分かりませんが、田舎の人達に優しい人が多いという実感もない。
そんな感じで、なんかモヤっとするシーンだったんですよね。
やっぱり自分がひねくれてるのかなぁ。
2018年に読んだ本
2018年に読んだ本の一覧を備忘録として晒しておきます。
読んだ冊数は30冊でした。
一昨年の2017年が36冊だったので、読む量としては減ってますね。
減った要因は、昨年は出張の回数が少なかったから。
以前も書いているように、読書自体は毎日してますが、朝のトイレの中読むのがルーティンで、それ以外では出張時の乗り物移動中がほぼ読書時間となります。
朝のトイレ中は、時間にして10~15分ぐらいのものですから、そんなにページ数稼げません。
というわけで、出張が少ないと読書量も減るという事になるのです。
で、こんな計算をしてみたのですが、仮に週1冊のペースで読書したとして、年間50冊読む事ができます。
現在50歳のくろばこが85歳まで生き延びたとすると、残り35年間の人生で読む事ができるのは35年×50冊=1750冊。
毎年、新刊で出版される本の数が約7万として、35年間で245万冊発売されるとします。
その中には専門書やら漫画やら写真集やら雑誌やらも含まれていると思いますので、自分の読書対象となるのをその4割程度としても約100万冊は新刊として読書できることになるわけです。
しかしながら、100万冊のうち頑張っても1750冊しか読む事ができない。
割合にして0.2%にも満たない程度。
新刊だけの計算でこうですから、既刊本も含めると更に母数は膨らみます。
死ぬまでに読み切れない本が星の数ほど存在すると思うと、おちおち会社勤めなんかしていられないなぁと焦る日々であります(^_^;
ということで、余談が過ぎました。
以下、昨年読んだ本の一覧と一言コメントです。
◆図書館革命/有川浩
- 作者: 有川浩,徒花スクモ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2011/06/23
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◆図書館危機/有川浩
- 作者: 有川浩,徒花スクモ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2011/05/25
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別冊図書館戦争 1―図書館戦争シリーズ(5) (角川文庫 あ)
- 作者: 有川浩,徒花スクモ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2011/07/23
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有川浩の「図書館戦争シリーズ」は、読みやすいながらも表現の自由が制限されたパラレルワールドの日本社会を上手に描いていて面白いですね。
ただ、段々と堂上教官と笠原郁の恋物語要素が強くなっていってるのが残念。
そっち系が好きな人にはたまらないでしょうが。
◆困ってるひと/大野更紗
著者の病気体験談。
なんかもの凄い病気になったんだなという事は分かりますが、この日本においてあれだけ病院や医者から見放されるってことあるのかなとも思った本。
自分がその立場だったら、著者みたいな行動はできないだろうなとも思いました。
◆99%の誘拐/岡嶋二人
タイトルで不完全な誘拐事件だったことが想像できる作品。
読みながら、何となくだけど事件の顛末が予想できてしまい、これも作品タイトルのせいか?
小川一水氏の作品にしては、ほのぼのとした作品という印象。
後で出てくる「天冥の標」の衝撃が強すぎたかも。
ある程度想像力を働かせながら読む必要あり。
日本の大手ゼネコンが月にテーマパークっぽいものを建てようとする話し。
但し、物語の核はゼネコン勤務技師とスポンサー財閥の天才少女ヒロインとの恋愛。
前半はヒロインの才能ぶりが描かれているが、後半はなんか普通の女の子っぽくなってしまっていて、それが残念。
◆天涯の砦/小川一水
軌道ステーションで起きた災害、そこから脱出を試みる人達の戦いのお話し。
色んなタイプの人達を細かく描写して登場させるのは、作者の得意とするところなんでしょうが、そんなに違うタイプの人ばかりが生き残った事に疑問は感じます。
どちらかというと、そうした人達の人間模様って感じで、「火星の人」みたいな感じを期待していた僕としてはちょっと期待外れでした。
◆天冥の標1(上)/小川一水
◆天冥の標1(下)/小川一水
天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)
- 作者: 小川一水
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/09/30
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◆天冥の標2/小川一水
◆天冥の標3/小川一水
◆天冥の標4/小川一水
◆天冥の標5/小川一水
◆天冥の標6(part1)/小川一水
◆天冥の標6(part2)/小川一水
◆天冥の標6(part3)/小川一水
◆天冥の標7/小川一水
◆天冥の標8(part1)/小川一水
◆天冥の標8(part2)/小川一水
◆天冥の標9(part1)/小川一水
天冥の標IX PART1──ヒトであるヒトとないヒトと (ハヤカワ文庫)
- 作者: 小川一水
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2015/12/18
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◆天冥の標9(part2)/小川一水
天冥の標IX PART2 ヒトであるヒトとないヒトと(ハヤカワ文庫JA)
- 作者: 小川一水
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2016/10/21
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この天冥シリーズは抜群に他の作品とは抜きんでていて、読み終わる度に続きが気になって仕方なかったです。
1巻では、全く別世界を舞台にしたSFものかと思いきや、2巻でいきなり日本が登場し混乱するものの、物語の発端となるウィルスパンデミックが描かれ一気に繋がって加速します。
全編官能小説の巻もあったりと緩急様々ですが、骨格がしっかりしているので安心して読み続けられます。
次が最終巻という噂で、9巻を読み終わった時点ではまだ出版されていなかったのですが、12月19日より10巻Part1が発売された模様。
◆復活の地1/小川一水
太陽系内にある星に起こった大地震災害のお話し。
復興していく国の過程の政治権力闘争が物語の軸となっていて、そういうのが好きな人にはお勧めです。
◆青の炎/貴志祐介
- 作者: 貴志祐介,角川書店装丁室
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2002/10/23
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あまりにも主人公の高校生が辛すぎるお話し。
前半は、早くクズ親父を殺して欲しいと思いながら読み、後半は何とか真相が警察に究明されないでくれと、常に主人公に肩入れして読んでしまいました。
司馬遼太郎先生の本は、基本的に何でも面白いですね。
読んだ後、土方歳三の足跡を追いたくなるぐらい好きになります。
◆舞面真面とお面の女/野崎まど
後半の謎解きまでは、普通に現代風の物語なんですが、ラストの種明かしで、やっぱりそういう展開というかオチにならないと説明付かないことが多すぎるよなって感じ。
そこのところは何となく予想できてしまったのが残念だけど、この続きがあれば読んでみたいです。
◆たましいの場所/早川義夫
元ジャックスの早川義夫氏のエッセイ。
ジャックスというバンドを知らなくても、早川義夫氏という人物を知らなくても面白いエッセイです。
いや、面白いという表現は適切じゃなく、読んだ後に心にほっこりとしたものが残る文章。
こういう人になりたいけどなれない自分という感じでしょうか。
一生手元に置いて、辛い時に読み返したい、そんな感じの本です。
東野圭吾氏お得意のゲレンデ物語。
ということで以上となりますが、総じて2018年は小川一水作品を読みまくった年でありました。
アニメ「3月のライオン」に心を鷲掴みされる
アニメ版「3月のライオン」第2期を見ている途中です。
今頃かよというツッコミは置いておいて。
ブルーレイレコーダーに録り溜めしてあるのを、少しずつ見ているのですが、続きが早く見たいという思いと、見終わりたくないという思いに板挟みになりながら、再生ボタンを押しています。
原作の漫画作者は「ハチミツとクローバー」の羽海野チカ。
ハチクロは読んだことが無いのですが、これも読んでみたいと思わせるほど魅力的な作品ですね。
そのぐらい、羽海野チカ氏は人間の内面を描くのが上手いです。
僕も将棋は指せますが、小学校ぐらいまででしたね、熱心にやってたのって。
新聞に載ってる詰め将棋を解いてみたり、入門書買って、色んな戦法を覚えてみたりとやってましたが、ある時点で自分には将棋の才能が無いと自覚してからぱったりとやめてしまいました。
上手く言えないんですが、盤面を読む想像力と言いましょうか、記憶力含めての展開図みたいなのものが全く描けないのです。
そういうレベルの人間ですが、将棋を題材にした「3月のライオン」の面白さは充分に感じ取れました。
恐らく全く将棋を知らない人でも、この作品の面白さは理解できると思います。
主人公である高校生棋士、桐山零と彼を取り巻く人間模様の物語であり、陳腐な言い回しですが、そこで起きる笑いや涙にまつわる作品なのです。
彼はそこで、迷惑をかけないよう良い子として振る舞ってきたのですが、返ってそれが幸田家の子供達との軋轢を生むことになります。
学校でも友達を作らず常に孤独であった桐山零は、幸田家を出て一人暮らしを始めます。
中学生プロ棋士デビューをし注目されてはいたのですが、これまでの境遇のこともあり将棋でも不調が続いていたのであります。
そんな時に、三月町に住む川本あかり一家に出会い、三姉妹とそのお爺さん達と一緒に夕食を食べるなど交流を持つようになり、彼の心の中に変化が少しずつ現れてくる、といった感じ。
三月町は、登場する風景の様子から東京の佃島あたりだと思われますが、町名は架空のようです。
タイトルの由来はこの「三月町」から来てるんでしょうね。
そして、印象的に描かれているのが中央大橋。
主人公の心象を現す場面で頻繁に登場し、桐山零はは将棋会館へ行くときも帰る時もここを歩いて渡るのです。
特に第2期では、川本家の次女である川本ひなが通う中学校のいじめ問題が大きな柱となります。
いじめられている友人の味方をした川本ひなが、次のいじめのターゲットとなり辛い思いをする場面では、自分も胸を鷲掴みにされたように見入ってしまいました。
1期もそうでしたが、もの凄く見てる側の僕にも直接的に響くんですよね。
こんなに自身の感情を揺さぶられるアニメ作品は、本当に数少ないです。
でも、決して暗くならずに、ちょいちょいギャグも入れてあったりと楽しめるようになっています。
(しかもギャグのレベルもけっこう高い)
3月のライオンを見た時だけは、自分も少しだけ人に優しくなれるような気がするのです。
そう、こんな僕でも(^_^;
第3期は制作されるのかな?
あるとしても、もう少し先の話しだとは思いますが、期待して待ちます。
韓国は見られちゃったから必死に誤魔化そうとしてるんじゃないの
これに限らず、韓国が絡む諸問題はだいたいがこういう傾向にあります。
論点をずらすというか、話しが全く噛み合わないままいつの間にか問題をすり替えるといった具合。
そういうことに既に慣れっこになっている日本人からすると、またかって感じと、もう無理に付き合わなくてもいいじゃん、という諦めの境地に達してしまってる人がほとんどでしょう。
ですが、自分が住む家の問題と同じで、騒音おばさんのような困った人が隣人に住んでいれば、ただ付き合わなければいいという話しにはなりません。
警察に間に入ってもらうか、自分が引っ越すぐらいしか手段が無い。
これが国家同士レベルとなると、その解決の難しさは想像がつくというものです。
中には過激な事を書いてるネット記事やコメントも見かけますが、個人的には、日本はあくまで冷静に大人としての対応を継続すべきかなと思います。
ここで短気を起こしてしまえば、世界中が日本の見方をしてくれなくなります。
粛々と事実を突きつけることを積み重ねていくしかないかなと。
で、なんで韓国が論点をすり替えて、日本側に謝罪を求めるなんて話しになったのだろうと、ちょっと推測してみたんですが。
単に、日本に頭を下げたくないからという理由だけでしょうか?
そいうのも少しはあると思うのですが、当時、あの現場において見られたくなかったのを自衛隊機に見られてしまったからでは?と、邪推してしまいます。
動画を見ると、確かに小さな民間船も映ってます。
北朝鮮船を救助していたというのは、本当なのかもしれません。
今回のレーダー照射事件は日本の排他的経済水域の上空とのこと。
そこで北朝鮮船は何をしていたのでしょうか。
もし、その北朝鮮船が密漁船であったなら、密漁資源の物流の手助けを韓国軍がしていた?
それとも、韓国軍が北朝鮮船の燃料や食糧を補給をしていた(いわゆる瀬どり)?
それとも、北朝鮮の密漁船が遭難しかけたので助けていた?
個人的には、どれも本当にこれまでやってる事なんじゃなかろうかと思っています。
この時は、本当にたまたま救助していたのかもしれないですが、色々と後ろめたい事があるため日本に対し逆ギレしているんじゃなかろうかと。
韓国軍が北朝鮮に対し、独断でそういった支援活動をできるわけがなく、当然、韓国大統領も承認済みのはず、もしくは大統領指示の案件となるはずです。
であるならば、自衛隊機の無線呼びかけにも応答しなかったのも納得できます。
見られたくない場面を見られてしまったので、自衛隊機を追い払いたかったのだろうと。
あくまで想像ですが、そういう事は全くもってあり得ない話しではない。
逆に、単に日本に頭下げたくないからという理由だけで、ああした反論動画を作ったのだとしたら、もはや完全に騒音おばさんと同じ隣人レベルです。
なので、見られたくないものを見られてしまった故の謝罪要求だと、せつに願っているところです。
2018年12月末の投資状況
クリスマスショック以降、株価は乱高下しておりましたが、予想通りの下げ傾向で新年を迎えることになりました。
投信だけでみると、一時の損益マイナス10%台よりはマシになったものの、平均でマイナス8~9%となりました。
まあ、あれですな。
東京オリンピックまでは景気・経済は順調に推移するだろうといった、素人的、一般的な予想は全く当てにならないってことですね。
結局のところ、アメリカが風邪を引けば、日本も含めて世界中が風邪をうつされるという構図は、今も変わってないってことだよねぇ。
良くも悪くも、世界はそういった見えない糸で繋がっている。
繋がりを絶とうとすると、北朝鮮のように孤立して独自路線でやっていくしかないわけで、でもそれは嫌だから、繋がりの中でお互いが経済を良くし合っていくしかないという単純な話しでもあります。
投資をやってると、くろばこのような素人でも、色々と考えさせられますね。
しかしながらマイナスになる時は簡単に、しかもあっという間に損益△10%を超えちゃいます。
プラスの時は、良くて8~9%。
インデックス投資だから、そこはしょうがないにしても、投資というのはそういった側面もあることも実感。
落ちる時はあっという間で、落差も激しい。
それでも投資活動を続けますか?という問いを突きつけられているようにも思います。
もちろん続けますけどね♪
今後は、円の動きにも注目した方が良さそう。
2018年を振り返って
昨年の年末での振り返り記事がこちら。
あきらめの境地を悟ったっていう内容になってますね(^_^;
それから1年後の今、50歳を迎えたくろばこはどう感じているのか?
う~ん、上手く言えないんですが、ざっくり言うと「あきらめることすら意識しなくなった」って感じです。
Like a Rollingstone。
転がる石のように、、ってかっこよく言えばそうなのかな。
いや、そんなカッコイイもんでもないか。
流されるままに生きている、流れに身を任せきっている、そんな風に感じる一年でありました。
どこに終着したいのかもわからない。
何者になりたいのかもわからない。
ただ、なんとか死なないように生きている。
しかしながら、何故かこの先どうなるんだろう?という不安はほとんどありません。
今のところ無い、というべきか。
深く考えているつもりで、実は何も考えてないのが自分の本性なのでしょう。
思慮深い人間になりたいと日頃思い続けているのは、自分が思慮深い人間とは全くの真逆タイプだからこそなのです。
まあ、そのおかげで楽観的に半世紀も生きてこられて、死にたいとも思わない所以なのかなと。
それと、時間が過ぎるのもあっという間です。
相対性理論の体験実証なのか知りませんが、年齢を重ねるほど、時間の感覚は速くなるようです。
先週テレビで見たはずのアメトークなのに、もう今週の放送日なの?って感覚がしょっちゅうあります。
よく言われることですが、新しい体験を重ねている人ほど、時間が過ぎる感覚は遅く感じるそうです。
僕のように、日々、変化を好まず、ひたすら同じような日常を繰り返す人間は、あっという間に臨終へ向かってしまうことでしょう。
う~ん、それは嫌だなぁ。
そこまで生きることをあきらめてはいないと、密かに思ってるんですけどね。
手相占いでは、大器晩成型で2019年2月4日に何らかの転機が訪れると言われたので、それを楽しみに新年を迎えることにします。
今年を締めくくる、どうでもよい雑文読んでいただきありがとうございました。
それではみなさま、良いお年を♪
最近の仕事の愚痴
ここ最近のくろばこの仕事状況を記しておきます。
それなりに忙しく、それなりに嫌な仕事もあったんですが、メンタル面での凹みもなく何とか年末まで辿り着けました。
めんどくさかったのは、組織の意識改革に係る業務を押しつけられたことですかねぇ。
詳しくは書けないんですが、我が社もなんだかんだで厳しい状況は他と変わりない。
事業縮小や撤退、経費削減という締め付けの一方で、そもそもの組織としてのあり方論みたいなことも上の方から出てきたわけです。
お客さんとの関係性、地域貢献など、そこをしっかり見直して事業活動に取り組むべきだという理想論を振りかざしてきました。
そのためには、ただ数字を追い求めるだけではない従業員教育なり、お客様との対応を変えていくことだったりといった、いわゆる意識改革系の取り組みが必要で、本店がそのプロジェクト委員会を作り、お前もそこに出ろってなり、渋々とその業務もこなしていたという感じ。
まあプロジェクト委員会が言ってる建前論は、それはそれで組織にとって大事な事だというのは分かりますが、やってることは、上意下達の雑務みたいなもの。
社員の意識改革と称し、チラシを持って回って声を掛ける一声運動をやってどれだけ声かけしたか数字を報告しろ、あるブックレットを読んでレポートを全員提出させろ、地区役員に担当社員が同行し主要取引先全て訪問し要望や意見を聞いて結果を報告しろといった、そういう業務の事務局を各委員がするわけです。
くろばこも委員に任命された以上、本店指示通りに動かなければなりませんから、各支店長等にあれをやれ、これをやれとお願いするのですが、現場を預かる支店長からすれば、このクソ忙しい時に何言ってんだ、そんなことより人を増やせってなもんです。
いやいや、これから更に人員削減されますぜ、とは口が裂けても言えす、そこを何とかお願いしますよ、本店にも報告しないといけないんで、せめてやった体ぐらいのことはお願いできませんか、という感じで日々過ごしておりましたね。
本音と建て前、現実と理想、会社での仕事は常にこのせめぎ合いです。
片方で事業縮小、経費削減と言っておきながら、片方で地域貢献や社会貢献を唱える事は、ともすれば相容れない盾と矛のようなもので、一種のダブルスタンダードとなります。
そして、組織のそのダブルスタンダード姿勢が、そこで働く人達を追い詰めていきます。
それも、無垢な人達ほど追い詰められ、分厚い面をした人や機械的に物事を処理できる人達が多く生き残っていくようになるのだなと、サラリーマン生活の中で何となく実感しているところです。
では、管理職として組織に残っている僕もそういう人間なのでしょうか?
たぶん、半分は当たってるかなと思います。
僕は、ある面において心が無いというか、人を人とも思わない冷淡な言動を取れることを、自分で自覚しているからです。
ただ、別の面では情に脆いという面もあり、そんな自分がよくわからなくなり、思い悩む人生を送り続けてしまうのでしょう。
もっと色々と書きたいことがあったような気がしますが、今回はここまでにしておきます。