Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

2018年に読んだ本

2018年に読んだ本の一覧を備忘録として晒しておきます。
 
読んだ冊数は30冊でした。
 
一昨年の2017年が36冊だったので、読む量としては減ってますね。
減った要因は、昨年は出張の回数が少なかったから。
 
以前も書いているように、読書自体は毎日してますが、朝のトイレの中読むのがルーティンで、それ以外では出張時の乗り物移動中がほぼ読書時間となります。
 
朝のトイレ中は、時間にして10~15分ぐらいのものですから、そんなにページ数稼げません。
 
というわけで、出張が少ないと読書量も減るという事になるのです。
 
で、こんな計算をしてみたのですが、仮に週1冊のペースで読書したとして、年間50冊読む事ができます。
 
現在50歳のくろばこが85歳まで生き延びたとすると、残り35年間の人生で読む事ができるのは35年×50冊=1750冊。
 
毎年、新刊で出版される本の数が約7万として、35年間で245万冊発売されるとします。
 
その中には専門書やら漫画やら写真集やら雑誌やらも含まれていると思いますので、自分の読書対象となるのをその4割程度としても約100万冊は新刊として読書できることになるわけです。
 
しかしながら、100万冊のうち頑張っても1750冊しか読む事ができない。
 
割合にして0.2%にも満たない程度。
 
新刊だけの計算でこうですから、既刊本も含めると更に母数は膨らみます。
 
死ぬまでに読み切れない本が星の数ほど存在すると思うと、おちおち会社勤めなんかしていられないなぁと焦る日々であります(^_^;
 
ということで、余談が過ぎました。
 
以下、昨年読んだ本の一覧と一言コメントです。
 
◆図書館革命/有川浩
図書館革命 図書館戦争シリーズ (4) (角川文庫)

図書館革命 図書館戦争シリーズ (4) (角川文庫)

 

 

◆図書館危機/有川浩
図書館危機 図書館戦争シリーズ (3) (角川文庫)

図書館危機 図書館戦争シリーズ (3) (角川文庫)

 

 

◆別冊図書館戦争(1)/有川浩 
別冊図書館戦争 1―図書館戦争シリーズ(5) (角川文庫 あ)

別冊図書館戦争 1―図書館戦争シリーズ(5) (角川文庫 あ)

 

有川浩の「図書館戦争シリーズ」は、読みやすいながらも表現の自由が制限されたパラレルワールドの日本社会を上手に描いていて面白いですね。

ただ、段々と堂上教官と笠原郁の恋物語要素が強くなっていってるのが残念。
そっち系が好きな人にはたまらないでしょうが。
 
 
◆困ってるひと/大野更紗
困ってるひと

困ってるひと

 

著者の病気体験談。

なんかもの凄い病気になったんだなという事は分かりますが、この日本においてあれだけ病院や医者から見放されるってことあるのかなとも思った本。
自分がその立場だったら、著者みたいな行動はできないだろうなとも思いました。
 
 
◆99%の誘拐/岡嶋二人
99%の誘拐 (講談社文庫)

99%の誘拐 (講談社文庫)

 

タイトルで不完全な誘拐事件だったことが想像できる作品。

読みながら、何となくだけど事件の顛末が予想できてしまい、これも作品タイトルのせいか?
 
 
◆コロロギ岳から木星トロヤへ/小川一水
コロロギ岳から木星トロヤへ
 

小川一水氏の作品にしては、ほのぼのとした作品という印象。

後で出てくる「天冥の標」の衝撃が強すぎたかも。
コロロギ岳天文台腐女子と超時空生物が力を合わせて木星トロヤの少年達を助ける物語。
ある程度想像力を働かせながら読む必要あり。
 
 
第六大陸1

第六大陸1

 

 

第六大陸〈2〉 (ハヤカワ文庫JA)

第六大陸〈2〉 (ハヤカワ文庫JA)

 

日本の大手ゼネコンが月にテーマパークっぽいものを建てようとする話し。

但し、物語の核はゼネコン勤務技師とスポンサー財閥の天才少女ヒロインとの恋愛。
前半はヒロインの才能ぶりが描かれているが、後半はなんか普通の女の子っぽくなってしまっていて、それが残念。
 
 
◆天涯の砦/小川一水 
天涯の砦 (ハヤカワ文庫JA)

天涯の砦 (ハヤカワ文庫JA)

 
軌道ステーションで起きた災害、そこから脱出を試みる人達の戦いのお話し。
色んなタイプの人達を細かく描写して登場させるのは、作者の得意とするところなんでしょうが、そんなに違うタイプの人ばかりが生き残った事に疑問は感じます。
どちらかというと、そうした人達の人間模様って感じで、「火星の人」みたいな感じを期待していた僕としてはちょっと期待外れでした。
 
 
◆天冥の標1(上)/小川一水
天冥の標 ? メニー・メニー・シープ (上)

天冥の標 ? メニー・メニー・シープ (上)

 

 

◆天冥の標1(下)/小川一水
天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)

天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)

 

 

◆天冥の標2/小川一水
天冥の標? 救世群

天冥の標? 救世群

 

 

◆天冥の標3/小川一水 
天冥の標? アウレーリア一統
 

 

◆天冥の標4/小川一水 

 

◆天冥の標5/小川一水 

 

◆天冥の標6(part1)/小川一水
天冥の標 ? 宿怨 PART1

天冥の標 ? 宿怨 PART1

 

 

◆天冥の標6(part2)/小川一水
天冥の標 ? 宿怨 PART2

天冥の標 ? 宿怨 PART2

 

 

◆天冥の標6(part3)/小川一水
天冥の標 ? 宿怨 PART3

天冥の標 ? 宿怨 PART3

 

 

◆天冥の標7/小川一水
天冥の標?

天冥の標?

 

 

◆天冥の標8(part1)/小川一水
◆天冥の標8(part2)/小川一水
◆天冥の標9(part1)/小川一水
◆天冥の標9(part2)/小川一水

この天冥シリーズは抜群に他の作品とは抜きんでていて、読み終わる度に続きが気になって仕方なかったです。

1巻では、全く別世界を舞台にしたSFものかと思いきや、2巻でいきなり日本が登場し混乱するものの、物語の発端となるウィルスパンデミックが描かれ一気に繋がって加速します。
全編官能小説の巻もあったりと緩急様々ですが、骨格がしっかりしているので安心して読み続けられます。
次が最終巻という噂で、9巻を読み終わった時点ではまだ出版されていなかったのですが、12月19日より10巻Part1が発売された模様。
 
 
◆復活の地1/小川一水 
復活の地 1 (ハヤカワ文庫 JA)

復活の地 1 (ハヤカワ文庫 JA)

 

太陽系内にある星に起こった大地震災害のお話し。

復興していく国の過程の政治権力闘争が物語の軸となっていて、そういうのが好きな人にはお勧めです。
 
 
◆青の炎/貴志祐介 
青の炎 (角川文庫)

青の炎 (角川文庫)

 

あまりにも主人公の高校生が辛すぎるお話し。

前半は、早くクズ親父を殺して欲しいと思いながら読み、後半は何とか真相が警察に究明されないでくれと、常に主人公に肩入れして読んでしまいました。
 
 
燃えよ剣(上) (新潮文庫)

燃えよ剣(上) (新潮文庫)

 

 

燃えよ剣〈下〉 (新潮文庫)

燃えよ剣〈下〉 (新潮文庫)

 

新撰組土方歳三をメインにした幕末物語。

司馬遼太郎先生の本は、基本的に何でも面白いですね。
読んだ後、土方歳三の足跡を追いたくなるぐらい好きになります。
 
 
◆舞面真面とお面の女/野崎まど 
後半の謎解きまでは、普通に現代風の物語なんですが、ラストの種明かしで、やっぱりそういう展開というかオチにならないと説明付かないことが多すぎるよなって感じ。
そこのところは何となく予想できてしまったのが残念だけど、この続きがあれば読んでみたいです。
 
 
◆たましいの場所/早川義夫
たましいの場所 (ちくま文庫)

たましいの場所 (ちくま文庫)

 

元ジャックスの早川義夫氏のエッセイ。

ジャックスというバンドを知らなくても、早川義夫氏という人物を知らなくても面白いエッセイです。
いや、面白いという表現は適切じゃなく、読んだ後に心にほっこりとしたものが残る文章。
こういう人になりたいけどなれない自分という感じでしょうか。
一生手元に置いて、辛い時に読み返したい、そんな感じの本です。
 
 
 
雪煙チェイス (実業之日本社文庫)
 

東野圭吾氏お得意のゲレンデ物語。

ウィンタースポーツを一切しない自分にはタイトルからして敬遠したいところですが、ずっと読み続けている東野圭吾なのでただ読んでみたというぐらいの感想です。
 
 
ということで以上となりますが、総じて2018年は小川一水作品を読みまくった年でありました。