Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

最近の仕事の愚痴

ここ最近のくろばこの仕事状況を記しておきます。
 
それなりに忙しく、それなりに嫌な仕事もあったんですが、メンタル面での凹みもなく何とか年末まで辿り着けました。
 
めんどくさかったのは、組織の意識改革に係る業務を押しつけられたことですかねぇ。
 
詳しくは書けないんですが、我が社もなんだかんだで厳しい状況は他と変わりない。
 
事業縮小や撤退、経費削減という締め付けの一方で、そもそもの組織としてのあり方論みたいなことも上の方から出てきたわけです。
 
お客さんとの関係性、地域貢献など、そこをしっかり見直して事業活動に取り組むべきだという理想論を振りかざしてきました。
 
そのためには、ただ数字を追い求めるだけではない従業員教育なり、お客様との対応を変えていくことだったりといった、いわゆる意識改革系の取り組みが必要で、本店がそのプロジェクト委員会を作り、お前もそこに出ろってなり、渋々とその業務もこなしていたという感じ。
 
まあプロジェクト委員会が言ってる建前論は、それはそれで組織にとって大事な事だというのは分かりますが、やってることは、上意下達の雑務みたいなもの。
 
社員の意識改革と称し、チラシを持って回って声を掛ける一声運動をやってどれだけ声かけしたか数字を報告しろ、あるブックレットを読んでレポートを全員提出させろ、地区役員に担当社員が同行し主要取引先全て訪問し要望や意見を聞いて結果を報告しろといった、そういう業務の事務局を各委員がするわけです。
 
くろばこも委員に任命された以上、本店指示通りに動かなければなりませんから、各支店長等にあれをやれ、これをやれとお願いするのですが、現場を預かる支店長からすれば、このクソ忙しい時に何言ってんだ、そんなことより人を増やせってなもんです。
 
いやいや、これから更に人員削減されますぜ、とは口が裂けても言えす、そこを何とかお願いしますよ、本店にも報告しないといけないんで、せめてやった体ぐらいのことはお願いできませんか、という感じで日々過ごしておりましたね。
 
本音と建て前、現実と理想、会社での仕事は常にこのせめぎ合いです。
 
片方で事業縮小、経費削減と言っておきながら、片方で地域貢献や社会貢献を唱える事は、ともすれば相容れない盾と矛のようなもので、一種のダブルスタンダードとなります。
 
そして、組織のそのダブルスタンダード姿勢が、そこで働く人達を追い詰めていきます。
 
それも、無垢な人達ほど追い詰められ、分厚い面をした人や機械的に物事を処理できる人達が多く生き残っていくようになるのだなと、サラリーマン生活の中で何となく実感しているところです。
 
では、管理職として組織に残っている僕もそういう人間なのでしょうか?
 
たぶん、半分は当たってるかなと思います。
 
僕は、ある面において心が無いというか、人を人とも思わない冷淡な言動を取れることを、自分で自覚しているからです。
 
ただ、別の面では情に脆いという面もあり、そんな自分がよくわからなくなり、思い悩む人生を送り続けてしまうのでしょう。
 
もっと色々と書きたいことがあったような気がしますが、今回はここまでにしておきます。