手帳が続けられないという話しを以前書きました。
色んな手帳術に関する本を読んだり、ネットで調べたりするのはもちろん、手帳自体も「ほぼ日」「マンダラ」「モレスキン」「システム」手帳といった種類を買っては押し入れの肥やしにする日々。
手帳じゃなくてスマホアプリで日常を管理できないかと思い、これもあれこれ探して試しましたがやっぱりダメ。
結論的な話し、どれも続かないんですよね。
なので、自分はそういう事に向いていない人間なんだと理解することにしました。
これについては、今でもそう思っています。
ただ、やっぱり仕事してたりすると、手帳に忘れちゃいけない事とかまだ不確定だけど発生しそうな予定を書き込む必要に迫られます。
年を取ったせいか、物忘れが激しく、時には本当にすっぽり頭から重要な約束事が抜け落ちてたりして、真剣に焦ります。
とりあえず、決定的な失敗には繋がっていないのが今のところ幸いですが(^_^;
なので、あまり難しく考えずに、予定があれば予定を、しなくちゃいけない事があればToDoみたいな形でメモ形式に書き留めておくようにしてました。
今年はそんな風な感じでやってたんですが、そしたらけっこう手帳に書くという行為が続けられましてね。
振り返ってみたら、あ、なんか俺って手帳使えてるじゃん♪と。
思うに、「手帳で何でもできる」幻想に惑わされてたんですよね。
啓発本とか読むと、「あなたの夢は手帳で叶う」的な事がけっこう謳ってあって、じゃあ、あれもこれも手帳にと意気込んで始めたものの、何をどうしていいか分からず、挙げ句に疲れ果てて1ヶ月ぐらいでリタイアしてしまうのが常でした。
パソコンと一緒ですね。
パソコンが苦手な人とか買っても使わない人って、何が原因かと言うと、「PCで何でもできる」ということがネックになるのです。
「何でもできる」=「何をしていいか分からない」という図式。
特にPCも家電の一つみたいに捉えている人(最近のPCは家電に近い作りになってきましたが)にとって、「何でもできる」というのは逆にハードルになるのです。
テレビやレンジ、冷蔵庫なんかは目的に特化した製品ですからね、迷いようがないわけです。
そういった意味では、僕自身が手帳というものに過大な目的や幻想を抱いてしまっていた為、それによって手帳使いに疲れてしまったのでしょう。
手帳の基本に立ち返って、シンプルに予定と忘れちゃいけない事だけを書いておく、それ以外は気が向いたら書いてみるぐらいが丁度よかったのかなと。
逆に言えば、手帳術なるものをきちんと実行できる人達が凄いのであり、自分もそっち側にいるとずっと錯覚していたってことです。
ちなみに使っている手帳はA5サイズで、方眼タイプが好きというか、方眼以外は使う気にならない。
左ページが1Weekで、右ページが方眼メモになっている両開きで1週間のあれこれが書き込めるもの。
ということで、やっとのことで自分の頭の中を紙に書き出すって、実は大変な作業で難しいってのも最近理解しました。
次回、どこかで実際に使用している手帳の画像をアップしてみます。