Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

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40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

めんどくさい老人達のいる地区と思っていたけど

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前回の続き?というわけではないですが、違う地区へ事業説明へ行った時の話しです。
 
今回は、上記の過去記事の内容と正反対の感じになったのです。
 
この地区も説明に訪れたのは2回目で、1回目の感触はあまり良くなかったのです。
 
お金の話しだけに執着され、事業の理念や地域をどう盛り上げていくかという話しにはなりませんでした。
 
その地区には、リーダー格の人がいて、もともとお金に関してうるさい人という情報はもらっていたので、ある程度こちらでもそういう雰囲気になるなという想定はしておりました。
 
なので、まあ仕方ないかと思いつつ、1回目の説明会では終わる頃に、どうせここでは協力が得られないのは分かってるし、こちらも言うだけの事は言って帰ろうと達観した気持ちになり以下のような発言をしたのを思い出しました。
 
「お金の事を言われるのは気持ちとして分かりますが、でも、片方で地域の活性化を図りたいと言うのはやはり矛盾してますよ。我々は今回提案する事業に強制的に協力しろと言ってるわけではないので、あくまで実利にこだわるのであれば、それはそういう選択をこの地区がされたというだけのことです。ただ、今までのままでは、この地域の活性化云々という話しには繋がっていかないと個人的には思ってます。」
 
こっちも、きれい事だけ言ってもしょうがないので、言うべき事を言って1回目は閉会となりました。
 
で、2回目の説明会が予定されていたこともあり、こちらとしても「どうせ行ってもなぁ。。カネの話ししかされないだろうし、とりあえず説明だけして後はそちらで判断してくださいで早めに切り上げよう。」って同僚と話しながら会場へ向かいました。
 
ところが、意外な事に会が始まる前から、その地区のリーダー格の人は気さくな感じで雑談してこられ、こちらも最近の情勢とか色々と談笑しながら、開催になだれ込みました。
 
ひととおり説明してからの質疑でも、その地区のリーダー格の人からは「我々はお金だけの話しをしたいのではない。もちろん、そこも重要だがそこへ辿り着くまでにはやはり、何段階ものステップが必要だし時間もかかる。自分はお金の話しがしたかったんじゃなくて、そういう前向きな提案についておたくと一緒に話しがしたかったんだ。」
というような発言をされました。
 
1回目の説明会との落差が大きく、しかも嬉しい方の誤算だったので、こっちも狐につままれたような感じでしたが、正直、嬉しかったしテンションも上がりました。
 
もちろん、その地区の人達からはこちらにそれなりの注文もありましたが。
 
「もう少し、この地区に来て色々と指導して欲しい。」「提携する取り引き先がこられたら、この地区にも視察に連れてきて欲しい」など、前向きな要求であり、それはこちらも納得できるものです。
 
思ったのですが、色んな提案企画をして欲しいとこの地区のリーダーの人は思ってたんだけど、なかなかそういう付き合いをこちらがしてくれなかったから、カネの話しに終始するような状況になってしまったのではないか、それは、こちらにも原因があるのかもしれないと。
 
他の事業部門がこの地区に対しどういう接し方をしているかは知りませんが、恐らくは今まで積もり積もったものもあったという事なんでしょう。
 
1回目の説明会終わりに、こちらの思っている事を正直に伝えたという事も関係しているかもしれません。
 
ただ、それでも相手に伝わらない場合や、歪曲されて受け取られる事もありますので、必ずしもそれで全て解決するとは限らないと思います。
 
でも、言うべき事は言うというスタンスは大事だし、自分達も相応の信念を持ってやっているのであればその思いは吐露した方が良いと感じました。
 
雨のち晴れみたいな、感じの事業説明会でしたね。