投資信託をはじめる前に(その3・何を買えばいいのか)
これまでのところで、投資信託のおぼろげなイメージと、運用先による体系的分類が何となくわかってきました。
さて、投資信託については、他にも色々と知っておくべきことがたくさんあるのですが、細かい事は抜きにして知りたいのが商品のこと。
ぶっちゃけ言ってしまうと、どんな商品をどんな組み合わせで買うべきなのかということですね。
ちなみに、その組み合わせをアセットロケーションと言うようです。
ここで登場するのが「全面改訂ほったらかし投資術(山崎元・水瀬ケンイチ著)。
この中で紹介されているのが、まずは「無リスク資産」と「リスク資産」に分けて運用を行うことです。
最初に「無リスク資産」ですが、これは「国内債券」と「現金」を合わせたものとするという考え方。
債券と株式の補完関係がこの考え方に絡んでくるのですが、それについてはまた別の機会とします。
無リスク資産とは、値下がりリスクを心配せずにお金を置いて運用する目的の資産となります。
次が「リスク資産」ですが、これは「国内株式」と「外国株式」で運用するという考えになります。
リスク資産は、あらかじめ最もリスクとリターンの効率がいい組み合わせの資産ということです。
これだと確かにシンプルでわかりやすいです。
例えば外国債券だとか不動産とか、他にも運用先はたくさんあるのですが、そういったものは排除し「国内債券」「現金」「国内株式」「外国株式」でアセットロケーションを組んでしまおうというのが、その本の内容なのです。
なぜ、これが良いかという理由は本に書いてありますので省きます。
また、自分が投資信託の事がわかるようになり、実践して納得できたら自身の言葉で書いてみたいと思います。
ともかくこれだったら、金融に疎いくろばこでも実行できそうです。
【今回のまとめ】
アセットロケーション(資産配分)の大枠の考え方として、
無リスク資産→「国内債券」「現金」
リスク資産→「国内株式」「海外株式」
に分けて運用する。
今回はここまで。