小池都知事は豊洲移転を早く進めるべき
石原前都知事の会見も終わりましたが、案の定、特にそこで新たな情報が出てこなかったです。
石原前都知事が言っていたのはまとめると、
①豊洲移転は自分の就任前から既定路線で決まっていたこと、
②土壌汚染の問題については専門家に任せているのでわからないこと、
③諸処の手続きは規程に則って行われており、責任はトップにあるが議会も承認しているので皆で決めたことである、
といったところでしょうか。
百条委員会でもそこのところを追求するのだと思われますが、今回の記者会見はそこのところの質問が甘かったと言わざるを得ません。
そこには恐らく色んな思惑や利権が絡んでいるはずで、だからこそ石原前都知事も「名前を出すと困る人がいる」という発言になるのでしょう。
ですが、それと豊洲移転の実行は切り離して考えるべきであると個人的には思ってます。
土壌汚染の問題等言われていますが、100%の安全を求めることはナンセンス。
ここ最近は、何が何でも安全という傾向がありますが、そもそもそこが間違いです。
ゼロリスクで物事を進めようとすると、結局は何もできなくなります。
それに、それを言うなら築地はゼロリスクなのかという問題も出てくるわけで、結局のところは堂々巡り。
そこはメディアにもかなりの非があると思われます。
小池都知事は賢い人なので、その辺はよくわかっておられるとは思うのですが。
豊洲移転の経緯に関する問題と、実際に移転を実施することは別々に分けて考えるべきでしょう。