Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

がっこうぐらし

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これはかなりの衝撃があったアニメでしたね。
 
おそらく、見た人のほとんどの人がそう思ったはず。
 
もちろん、原作を読んでる人はそこの衝撃は関係ないと思われますが。。
 
あらすじ
女子高生のゆき、くるみ、りーさん、みーくんの4人は「学園生活部」の所属する仲の良い4人組。
 
学園に寝泊まりし、授業だけでなく学園の様々な部署や人々と交流を持ち楽しむことがモットーです。
 
授業中の風景や、居残りして補習を受けたり、美味しい食事を楽しんだり、園芸部の屋上菜園で野菜を収穫したりと学園生活をフルに満喫しています。
 
しかし、何かがおかしい、何かが変。
 
そして、第1話の終わりでやっと、この楽しい学園生活が実は、幻想であったこと、ゆきちゃんの脳内ヴァーチャルだったことがわかり、実際の学校はゾンビが巣くう場所だったのです。
 
どう書いてもネタバレ
第1話でいきなりどんでん返しとなっているため、あらすじさえ、説明しようにもネタバレせずに書くことが不可能な作品です。
 
魔法少女まどマギは、萌え空気を3話ぐらいまでは引っ張ってましたが、この「がっこうぐらし」は1話目のみです。
 
ただ、2話目以降はドロドロした内容かというと、そういうわけでもなく、ゾンビだらけになった学園でなんとか生活場所を確保し、4人で力を合わせての毎日の生活は、たしかに「がっこうぐらし」でした。
 
第1話以外もデキが良い
第1話のインパクトが凄すぎるのですが、他の回も負けてないぐらい良いです。
 
どうやら多くの脚本家がこの作品に携わっており、それぞれが工夫を凝らし作られた模様。
 
普通だったら、まとまりがなくなりそうなのを上手に仕上げてあり、毎回楽しく見ることができました。
 
いったい誰が本当に生きているのか
ただ、見ている途中でいったい誰が本当に生きているのか、視聴者自身が混乱しそうにもなります。
 
それだけ、ゆきちゃんの脳内妄想場面が多く登場し、これは彼女の頭の中の世界なのか、彼女達全員が直面している現実なのか、迷いそうになります。
 
特にめぐ姉さんのシーンですかね。
 
これも、作り手の狙いの一つなのでしょう。
 
ゾンビがすぐ近くにいる不安感
これも上手に描けていましたねぇ。
 
できるだけ、普段通りの日常を送ろうと努力する彼女達ですが、やはり、近くにはゾンビが徘徊しており、それを避けるための行動描写に見入ってしまいます。
 

まとめ

ゾンビ作品としては確かに異例の作り方ですが、意表をつくだけの作品ではなく、しっかりゾンビもの王道路線の部分も描かれていますし、キャラの友情や成長といった点もしっかり外さずに作ってあり、作品としてはかなりクオリティ高いのではないでしょうか。
 
ラストの太郎丸の死や、卒業のシーンではゾンビ作品なのに泣いてしまいました。
 
今回のシリーズでは、なぜ人間がゾンビ化するパンデミックが起こったのか、というところは謎のままでしたが、続編があれば是非見たいです。