Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

「やることがわかっている」ことと「やらなければいけないことがわかっている」こと

「やることがわかっている」ことと「やらなければいけないことがわかっている」ことは微妙に違っているというのが感覚的には分かっていて、その上で行動を起こせない自分はどうすればいいのかを考えてみた、というお話しです。
 
仕事の上で自分はロースターター、つまりエンジンのかかりが遅いというのは経験的に理解してきました。
 
「やらなければいけないことがわかっている」時、つまり強制的にやらざるを得ない時は、嫌だろうが動かなければならないので強引にエンジンをかけて動かせる。
 
ただ、場合によっては終わった後、疲れてしまって何もしたくなくなる状況に陥ることもあったりしますが。
 
「やることがわかっている」時というのは、最終的には「やらなければいけない」ことに違いはないのだけど、今それをやらないとまずい状況でもないので、なかなか行動にまで移せない。
 
その場合、大抵は「やらなければいけない」という敵の正体が、輪郭がぼやけていてはっきりと形を掴めておらず、でもその敵は倒さないといけないというものだったりします。
 
だから、自分にはその敵の正体をはっきりさせる、輪郭を浮かび上がらせる事が必要になる。
 
今までそういう風に考えてこなかったけど、ここ最近ふとそう思い至ったという感じ。
 
仕事のやる気が出ないのは、元々が仕事嫌いだからしょうがない。
 
でも、それなりの裁量を与えられた今の立場で、やろうと思えばそこそこは自由に動け、忙しいことそのものも嫌いではないというややこしい性格も加わると、何らかをしていたいと思うものの、でも何かしようとする前に挫折してしまう傾向にある。
 
この状況を少しでも打破するのには?と考えると、やっつけるべき敵の姿を出来るだけ明確にすることだと思ったわけ。
 
じゃあ、敵の姿を明確にする方法は?
 
それは雲のような敵の中に手を突っ込んでは、得体の知れない何かを小さく引きちぎり出しやっつけていくことだ。
 
つまり、できるだけ物事や解決すべき問題などを細かく分解して、一つ一つ潰していくことに他ならない。
 
例えば「データとしてもらった資料を印刷してファイルに綴る」、「欲しい資料を送ってもらうよう相手にメールしておく」とか、普通の人ならわざわざ書き出してToDo化するほどのない些細な事でも、「これは敵の一部」だと認識して「やること」リストにしておく。
 
それを一つ一つ潰していくうちに、エンジンがかかってきて、敵本体に大技を繰り出せるようになる。
 
でも、「些細でもやることリスト」を多く作り出してしまっても、それはそれで自分のやる気が萎えてしまうので、ほどほどにしとかないといけないのが難しいところ。
 
ドラクエでスライムばっかり倒さなきゃいけない状況を想像すると、よくわかる。
 
こうするぐらいしか、これまで何も積み上げてこなかった人間がやれることはないのではないか、と年末年始の時期に何となく理解できたというお話しでした。