Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

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Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

ヤング ブラック・ジャック

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ブラックジャック」という絶対に転けない原作がありますからね、それに乗っかってれば大きな失敗は確かにないでしょう。
 
でも、それは安易な手段でもありますから、下手すると誰からもそっぽ向かれてしまう可能性もあるわけで。
 
そうした点では、このヤングブラック・ジャックは、見事に原作リスペクトとブラックジャックになる前の学生時代の物語をバランス良く描ききった作品でした。
 
ただ、間黒男が美形過ぎて最初は違和感ありありでしたが(^^ゞ
 
当時の世相や社会情勢を織り込んだ内容
外科医のお話なんで、そうすると手術シーンばっかりで埋めるわけにもいかないだろうし、ということで間黒男が執刀しなければならない経緯の物語性がどうしても必要になります。
 
そこでベトナム戦争日本赤軍のように、間黒男が学生時代に背景としてあったものを上手く取り込んで物語を構築しています。
 
ただ、学生運動家の奴らはちょっと自己中過ぎて、しかも子供じみたセリフしか言わなかったので、そこまでお馬鹿に描かなくてもとは思いましたが。
 
そんな理不尽な要求でも、きちんと患者の為を思って仕事する間黒男の熱血漢が際立つのですが、その後のブラックジャックのニヒルな感じと対照的で面白いです。
 
意外にコメディっぽいところもある
間黒男は、この頃は真っ直ぐで正義感溢れる性格のキャラですが、時折見せる3枚目なセリフや行動に思わずクスッとしてしまいます。
 
戦場で軍医キリーが登場する場面とかも、「俺の患者はどこだ~!」って空から舞ってくる演出なんてギャグとしか言いようがないです。
 
全体としては重たいテーマを扱っているのですが、ところどころでユーモア感も演出されており、うまくバランスを取っているようです。
 
ですが、百鬼丸編の最後の部分は、ちょっとやり過ぎですかね。
 
もはや改造人間キカイダーの世界観になっており、本格的なバトルシーンとか医学ものからかけ離れてしまっていて怖すぎました。
 
ブラックジャックへと変わるきっかけを描いている
なぜ、間黒男からブラックジャックへと変わっていったのか、そのバックグラウンドも含めて理解できる内容となっています。
 
ブラックジャックを知っている世代にとっては、ラストのところは感動ものでしょうね。
 
ただ、若い世代からすると、けっこうツッコミどころ満載かもしれません。
 
いつでも、どこでも、どんな状況でも手術やっちゃう設定とか、あまりにアナーキーすぎるところとか、一応、現実世界を背景にしている物語なわけだから、そこらへんは僕も個人的に昭和チックすぎるなという感想でしたね。
 

まとめ

多少の無茶苦茶な設定はあるにしろ、目の前の患者を絶対に救うという一貫した姿勢をテーマにした物語は、それなりに視聴者に訴えかけるものがあり、期待してなかっただけに面白く感じました。