対魔導学園35試験小隊
世に出回っているハーレム系アニメの一つという印象でしかなく、時間が経つと内容がほとんど思い出せないのはこれも同じ。
なんとかならんものかなと思いつつも観てしまうのは、これは他のとは違うんじゃないかという期待感があるからなのですが、ほとんどは裏切られます。
僕もここ最近、4~5年ぐらい前からアニメを再び視聴(大半は録画)するようになったのですが、この手の男主人公&複数美女&ついでに妹登場パターンで、当たりと思えるのが約10本に1本ぐらいかなぁと経験でわかってきました。
まあ、どれを面白いと思うかは人それぞれなので、あくまで僕の感性での話しです。
要は、別にハーレム設定でも内容が良ければいいのですが、やっぱりだいたいはハズレですねぇ。
よくこんなのを量産するなと思うのですが、逆に言えば需用がある、もしくはマジョリティーとして市民権を獲得しているという事なんでしょう。
一度、自分が視聴してきたこの手の作品を、「ダメ」「ふつう」「面白かった」の3段階ぐらいに分類してみてみるのも良いかもしれません。
余談が長くなりました。
このアニメについてですが、魔法が存在する世界、150年前に魔女と人間の間で戦いが繰り広げられ、それは魔女狩り戦争と呼ばれていました。
そして現在、魔法の脅威に対抗するため異端審問官を育成する対魔導学園が作られ、生徒達が訓練に励んでいるのであります。
剣の使い手である主人公タケルもそこの生徒の一人ではありますが、この時代のトレンドは剣から銃に代わっており、そのタケルが隊長を務める「35試験小隊」は落ちこぼれ生徒達を集めた部隊でもありました。
そこへ、元異端審問官であり魔導の力を激しく憎む鳳桜花が入隊してくるところから、物語が動き始めます。
設定としては、ありがちなところですよね。
学園もののはずなんですが、学園そのものの詳しい描写はほとんどありません、もしくは、記憶に残ってないです。
怪しい学園長が出てくるだけです。
当然ながら敵キャラも登場するのですが、今ひとつ、お互いが何の為に戦っているのかがわからない。
そもそも魔導というものが、どのように脅威なのかすら伝ってこないので、いったい全体何の物語なんだという疑問すら湧いてきます。
で、結局はハーレムしたかっただけのアニメなのね、というオチになり今回も残念だったなぁという感想で終わってしまうのでありました。
この手の作品タイトルに、すぐ釣られてしまうんですが、空振り三振が多いです。