空戦魔導士候補生の教官★★★
けっこう好きなタイプの作品でした。
世間ではなかなかの低評価なアニメのようですが(^^ゞ
落ちこぼれ生徒達を、学園内ではつまはじき者である教官カナタが導き、立派な空戦魔導士に成長するというお話し。
僕の嫌いなハーレム系ではありますが、まあ、そこはそれほど気になる感じでもなかった。
エロ系の描写が少なかったからかもしれません。
ただ、カナタがなぜ学園内で疎ましがられているのか、という理由が薄くて残念。
主人公は学園内では裏切り者という事で嫌われているわけだけど、正直、どこが裏切り者なんだろうって。
そのあたりの描写がかなり薄いんです。
こういうところが未熟というか、不出来でもったいないなと。
あと、終わり方もそうだったけど、見終わってからの印象は、なんだかふわっとしてたなという感じで、強烈に何かを伝えたという作品ではなかったのも確か。
戦闘シーンのアクションも今ひとつな感じだったし、確かに、そういった点も考慮すると低評価になっているのはわからないでもないです。
主人公教官が担当する小隊の女生徒との出会い方も、まあ、ベタな演出です。
舞台設定も、地球外からやってきた巨大昆虫みたいな生物に襲われた人類存亡の危機、という状況なのですが、その割りには悲壮感もありません。
全体としては非常に薄くライトなのです。
なのでサクサクと見られ、ベタだけど細かいところを気にしなければ、割と普通に鑑賞できました。
しかし、あらためて感想を書こうとすると、確かに今ひとつな点ばかりが出てきてしまうのは、やっぱり残念なアニメに分類されるということでしょうかね。