意志決定が多すぎるから疲れるらしい
最近、知った情報でなるほどと思ったことです。
心理学の大発見として、人間が一日に行える意志決定の総量は決まっている、または限度があるそうです。
お金と一緒らしいです。
ATMで一日の引き出せる金額の上限が決まっていたり、毎月の使える食費が決まっていたりと、要はそんなところですね。
意志決定では、その都度、何かを決める度に意志力が消費され、その消費が多くなるほど人は疲弊してしまい、やる気やモチベーションを失っていくそうです。
重要なのは、その意志決定を無意識のうちにやっているものが多いということ。
朝、朝食で何を食べるか決める、今日着る服を決める、履く靴を決めるなど、起きてから出かけるまでにもけっこうな意志決定をしていて、それも無意識下の中でやっているということ。
心の中では、自分は無意識にやっているつもりでも、実際のところ脳は何度も意志決定をしているというのですから、いつの間にか自分が疲弊してしまっている状況になるものの、それが何故かは分からないわけですよね。
できるだけ、意志決定しなくてもいいように習慣化したり、自分の中でルール化したりするのが重要らしいです。
朝起きて、トイレに行くこと、歯磨きをすること、朝食はいつもトーストと目玉焼きを食べる事など、そうした習慣化は脳を疲れさせない為に実は大切なことなんです。
有名なのがステーヴ・ジョブスの服装。
彼がいつも黒のタートルネックを着ているのは、着る服で意志決定をいちいちしなくても良いようにらしいです。
アメリカの大統領候補選挙で、トランプ氏がするネクタイは赤と青の2種類です。
攻撃的な演説をする時は赤のネクタイ、同調、話し合い路線の時は青という風に決めているらしい。
僕らが普段している行動には、実に様々な意志決定が存在していて、その大半は意識せずにしているところに問題があります。
全ての行動に意味を持たせ、ルール化したり習慣づけすることによって、無駄に意志力を消費せずに済むようになり、やる気の低下を防いでくれる事になります。
さて、自分の生活や仕事を改めて振り返ってみる必要がありますね。
「決断は5秒以内に直感で決める」という自分ルールもありですね。
僕はどちらかというと決断できないことが多いので、余計に意志力を消費してしまっているんだと理解しました。