Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

アニメ「火垂るの墓」を未だ全部視ていない

ジブリ高畑勲監督が亡くなられたということで、日テレでは急遽、代表昨である「火垂るの墓」を放映していましたね。
 
年1回、終戦記念日の近くで放映されるのが常でしたが、今回は異例の放送でもあったと思います。
 
ですが、やっぱり僕は観ませんでした。
 
何故かって、辛すぎるからです。
 
今までも、全く観たことがないわけではなく、一部だけ少し観てチャンネル変えて、また何かのタイミングでちょっとだけ視聴するというのを長年繰り返しています。
 
だから、内容を全然知らないわけではない。
 
ある程度は知っているし、ストーリーも継ぎ接ぎではあるものの、そこそこ理解しています。
 
そこそこの情報と想像部分を繋ぎ合わせても、「火垂るの墓」の内容は暗すぎです。
 
兄妹以外の登場人物が、冷たいやつばっかりだし。
 
そういう時代だったとはいえ、あんなに幼い兄弟2人に対し、そこまで酷い対応しなくてもって思っちゃう。
 
まあ、そこがリアリティとしての表現でもあるのでしょうけど。
 
田舎の人とか農家とか、けっこう温和で優しいイメージでメディアでは発信されることが多いですが、全然そんな事無いです。
 
けっこうみなさん我が儘だし、強欲だし、自己チューの塊だったりします。
 
そういうのから逃れたくて、田舎を離れる人も多いってのが実情だと想像します。
 
逆に「平成狸合戦ぽんぽこ」は面白くて放送される度に、見入っちゃいます。
 
かぐや姫」とか「おもひでぽろぽろ」とかは見てません。
 
これは暗いとかじゃなくて、単純に好みの問題かな。
 
文学性、芸術性を追求したアニメってのも、もちろん有りだと思うし、そういう作品があるからこそアニメの社会的地位が向上したりするとも思うのですが、僕が欲するアニメはやっぱりエンターテインメントとしてのものですね。
 
平成狸合戦ぽんぽこは、自然破壊を続けて発展する人間社会への風刺というメッセージもありますが、もう単純にエンタメ作品としても充分面白い。
 
そのどちらも作れる高畑勲氏というのは、やっぱり凄い人だったって事でしょうね。
 
でも、「火垂るの墓」はこれからも見ないと思いますが。。