森友問題いつまでやるのか?
正直、今騒いでいる森友問題について、全く興味が湧かないし、それほど深刻な問題なのだろうかとず~っと感じています。
財務省の書き換え文書、ざっと見てみましたが、正直この程度のレベルの話しかという印象です。
「改竄」というにはほど遠い内容で、どちらかというと「修正」とかって感じかなぁと。
決議文書、僕の職場で言えば稟議文書にあたると思うのですが、確かにその文書自体は重要な書類ではあります。
稟議文書では、支払いに関することや契約に関することから、協議内容の報告、はたまた企画提案まで幅広く文書種類があるのですが、基本、上司や役員の判をもらうことで承認を得るという性質の文書です。
大きな組織になるほど、仕事の大半はこの稟議書や決議文書に沿って進められます。
何かあっても「ちゃんと稟議書とってます。」というのが、事務担当者の口癖です(^_^;
そして、案件によって、例えば金額いくら未満は部長決裁、それ以上だと役員決裁という具合に職務権限別に分かれ、どこまで稟議書が行くかが決まります。
また、その中身によって、「~してもよいか」という「伺い稟議」と「~に関して報告します」という「報告稟議」に大別されますが、お役所もだいたい似たようなもんだろうと想像します。
通常、その稟議書の改竄というのは、いったん決裁印をもらったものの、後になんらかの都合が悪い状況が起こり、担当者(起案者)が表紙部分もしくは添付書類部分を変更したり差し替えたりする場合だと思われます。
ただ、表紙部分は決済印が押されているので、後から改竄しようにもなかなか難しい話しだとは思いますが。
なので、ヤバイ事態になった時に改竄に手を染めるのは担当者(起案者)で、それは上司や役員にばれないように何とか改竄しようとするわけです。
今回の財務省の改竄と言われている件では、決済印を押す上司や役席者が改竄を指示したのではないか、だから問題だとなっているのですよね。
しかも、一番の問題は行政トップである安倍首相がその改竄に関与しているはずだ、それはゆゆしき事態だと野党が言っています。
そうなるとですね、書き換え前と後の文書はそれ相応に決裁の有効性をひっくり返すほどの中身でなくてはなりません。
なんせ、決済する側が改竄を指示するのですから。
まあ、これは極端な例で、ここまで来ると普通は決裁の取り直しがあると思われますが、仮に取り直し手続き踏んでいても、今の野党やメディアからはそれも改竄だと言われかねない勢いです。
公表された文書の前と後を見てみても、改竄と言うにはあまりにしょぼいレベルの書き換えです。
新しい事実だったり、変更された事実が何であるかを示すものは全然ありませんでした。
もしかしたら、僕の読解力が足りてなくて、野党議員やメディアの方には見えているというであれば別ですが。
あの内容だけで、想像力膨らませて政局問題にしようとされたら、日本という国もたまったもんじゃありません。
決裁者が変更を指示したんだとしても、これもどちらかというと、「こんな稚拙な文書じゃダメだ、書き直せ」という権限の裁量でできる範囲の文書じゃねぇのか?と普通に疑問が湧きました。
いや、それぐらい変更前の文書は残念な感じだったし。
このレベルで国家公務員できるなら、オレだって出来るぞ!って(^_^;
確かに国会答弁に使用する文書に意図的に手を加えた、というのは由々しきことだろうと思いますし、そもそも何を信用したら良いの?という話しにもなりますから、そこはきちんと線引きすべきだと思います。
ですが文書改竄の問題なら、再発防止とか法的にどうなのかが検証されるべきで、トップの首相責任に話しを持っていく案件でもないだろうにと。
このレベルの書き換えでトップの首をいちいちすげ替えていたら、毎年総理を変えなくてはならない事態に陥るでしょう。
そのぐらい、財務省に限らず書く省庁ではこのぐらいの文書変更は行われているだろうと想像します。
あと、忖度に関しては、そもそもが籠池理事長が「オレは議員だけじゃなく、首相や首相夫人とも仲が良いんだ。そこのところ分かってるんだろうな?」と財務局職員に忖度させようとしていたであろう事は、想像に難くないです。
とにもかくにも、もっと大事な問題が山積みなんだから、そっちをやって欲しいと思ってる今日この頃。
僕は消去法で今のところは安倍首相に任すしかないのかな、というのが現在の考えですね。