Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

元官僚の前川氏の行動を賞賛する意味がわからない

森友学園問題はどうなったんですかね?
 
野党もメディアもそっちは飽きてしまったのか、今度は加計学園問題に躍起です。
 
森友学園の時は、理事長とその奥さんという面白いキャラクターがいたおかげでメディアも群がったわけですが、長続きしなかったですね。
 
所詮はぽっと出の一発屋芸人と同じで、一周回ると一発芸以上の何かがないと見向きされなくなってしまうのと同じかなと。
 
ですが、加計学園問題は一発屋芸人のレベルではありません。
 
なんせ、元高級官僚の文部次官が登場してあれこれと喋ってくれるわけですから、当然、野党もメディアもこっちの方が美味しいわけです。
 
経歴といい、当事者感覚といい、大物タレントと言っても遜色ありません。
 
挙げ句の果ては、前川氏は今の政治と行政のあり方に堂々と私見を述べることができる正義の味方、みたいな風潮もちらほら見受けられます。
 
でも、「安倍首相(巨大権力)に歯向かっている人=正義」という図式、安直過ぎやしません?
 
昔のヒーローものならいざ知らず、最近はそんな簡単な図式で作ってる子供向けコンテンツも少なくなってきているこのご時世に、そんな話しがあるわけがありません。
 
前川氏って、次官時代に例の組織的天下りを斡旋していた中心人物であり、その批判を受けて退職に追い込まれた人です。
 
問題を起こした組織の責任者にも関わらず、懲戒処分ではなく依願退職扱いで退職金を何千万ももらって辞めた人です。
 
実際に認めている在職中の風俗店通いを、当時、官房長官から注意されていた人物です。
 
しかも、堂々と若い女性の貧困問題を探るためと言ってのける人です。
 
だったら、若い男性の貧困問題は何故取り扱わないのか、誰か突っ込んで欲しいです。
 
とまあ、そんな人なんですよね。
 
うちの会社もそうなんですが、自分のところの組織を辞めた人間が、途端に今いる社員と敵対したりクレーマーになったりするのが多々あるんですよ。
 
それは、悲しいしツライことです。
 
そういう人たちの話しを聞いていていつも思うのは、「じゃああなたが在籍中の時に、なぜその課題を解決しようとしなかったんだ?」っていうツッコミだけです。
 
外に出て見えてくる部分もあるとは思いますが、得てして組織を辞めた途端にクレーマーになる人は感情的な物言いで自分の不満だけを並べ立てます。
 
前川氏も、だいたいそんな感じじゃないでしょうかと密かに思っております。
 
彼自身が在職中の時、政府の進める規制改革に対して反対の意見を積極的に言っていたとか、抵抗勢力だったといういう話しもないようですね。
 
今、残っている人達は、じゃあなんで在職中に言わなかったんだ?ってみんな思ってるのではないでしょうか。
 
そんな前川氏を、正義の味方みたいに持ち上げる風潮が僕にはよくわからないのであります。
 
で、結局のところ、森友学園問題にしろ、この加計学園問題にしろ、着地点ってみんなどこを見てるんでしょうね?
 
前からこの件に関してはブログでも書いてますが、落としどころなんて無いんですよ。
 
忖度だろうが何だろうが、この問題を追求したところで安倍政権を追い詰めることは不可能です。
 
野党、特に民進党はいい加減に考え方を変えて欲しいものですね。
 
揚げ足を取ったり、細かい重箱をつつくのではなく、今の与党とは違う日本国の方向性を打ち出し、その民意を持って政権交代を目指すべき。
 
そう期待してるんですが、今や烏合の衆と化してる感じがします。