Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

「君の名は。」は観てないけど、批判されてる状況について。

昨年、「君の名は。」が大ヒットしたのは記憶に新しいところですが、同じ作り手であるプロのクリエイターからの評判が芳しくないという話しをちょくちょく耳にします。
 
TVのバラエティ番組内で、漫画家の江川達也氏がメッタ切りしていたり、井筒映画監督もこの作品をけなしていたりしていて、他の作品でもそこまで言われることがないぐらい、クソミソの評価です。
 
で、僕はまだ「君の名は。」を観てないのですが、それにしてもそこまで言われなきゃならんかなぁと不思議に思います。
 
映画館まで行くのが億劫(どこもそうだと思いますが、イオンに映画館があり、要はそこへわざわざ出かけるのがめんどくさい)というだけの理由で、BSや地上波で放送されれば確実に観ます。
 
確かに、今から観る人は既にハードルが上がっている状態なので、期待した割りには…、という評価もあり得るでしょう。
 
でもね、仮に内容が今ひとつだったとしても、そこまでけなすほどの評価を受けることはないのでは?と想像するのですが。
 
上記のブログ記事読んでると、もう、本当にケチョンケチョンですよね。
 
果ては、新海誠監督のパーソナルな部分へのダメだしだったりして、それって作品そのものの評価とは違う話しじゃんと思ったりします。
 
新海監督はまともな恋愛経験がないから、こんな理想主義の作品が作れるみたいな批判は、ちょっと笑ってしまいましたし。
 
なら、戦争体験がない監督はまともな戦争映画なんか作れるわけないし、人殺しの経験が無い人にはサスペンス映画は撮れないことになり、唯一撮れるのはエロ系AVしかないことになります。(セックスだけは恐らく誰もが共通している経験のはず)
 
それに、僕も新海誠監督の他の作品はほとんど観てるので、仮に「君の名は。」を観た感想が今ひとつだったとしても、「新海監督にしてはちょっと残念な作りだったね」ぐらいの評価で済むと思うんですけど、どうなんですかね?
 
それに恐らくですよ、まだ観てない僕が言うのもなんですが、仮に「君の名は。」がつまらない作品だったとしてもですよ、この世にはもっと酷いアニメ作品なんていくらでもあるはずで、でもそこへは矛先が向かず、「君の名は。」ばかりを有名クリエイターが切りまくるというのは、ちょっとお寒い感じすらします。
 
別に新海誠監督の肩を持つわけじゃないですし、「星を追う子ども」は宮崎アニメをオマージュしたつもりがやり過ぎの失敗作だと思ってますが、少なくとも「君の名は」が興行的に成功したのは事実。
 
ダウンタウン松本人志が、NHK紅白歌合戦について、「なんだかんだダメだったって言っても視聴率40%取ってるわけだから、初戦は負け犬の遠吠えだよね」、と言ってました。
 
それと同じことかなと、個人的には思いますね。
 
まあ、J-POPSと同じで売れれば何でもいいんかい、という次元でクリエイター達は酷評してるのでしょうが、少なくとも新海監督は、過去にそれなりのレベルのものを作ってる実績がありますので、「君の名は。」だって、そこそこの作品に仕上がってるはずだと僕は思ってます。
 
問題は、僕はいつ観ることができるのかって事ですね。