鬱だと思っていた頃の話し
以前の職場にいた時、僕は鬱病と診断されて仕事を3~4ヶ月休職し、そのまま退職してしまった経験があります。
本当に鬱だったのか、単にそこから逃げたいだけ、怠けたいだけだったのかは、今でもよく分かりません。
ただ、追い詰められていたのは確かでした。
朝になっても起きられず、どんよりとした気分で布団に入っていたのは覚えています。
その当時、一日をどのように過ごしていたのか思い出せません。
地元の心療内科に定期的に通っていましたが、形式的な診察と薬の処方だけで、病気が治るなんてこれっぽっちも信じられませんでした。
処方してもらった薬もほとんど飲まなかったです。
なぜ、飲まなかったのかというと、たぶんですが、その時は自分は鬱でなく、会社に行きたくない理由付けとして鬱病ということにしたから、そんな薬飲んでもしょうがないと思っていたのです。
外見上、体そのものは喘息以外はこれといって問題なかったから、鬱病でしか診断書もらえないし、とりあえず心療内科行ってみたら診断書もらえたから良かった♪、といったところです。
だから、本当にその時は、自分は鬱じゃないけど、逃げ口実欲しさに鬱病ということにしたと思っていました。
しかし、今思うと、本当に鬱だったんじゃないかという気もしています。
ネットで他の人の鬱に関する記事や経験談を読んだりすると、そこまでじゃなかったけど、病んでいたのは確かだろうなと。
ただ、死にたいとは一度も思いませんでしたね。
死ぬぐらいなら、このままずっと寝て過ごした方がいいや、という感じ?(^^ゞ
会社に行きたくなくなった理由は、よくある人間関係です。
同じ事務所内にいる、2つ年上の女性社員の存在が嫌でストレスが溜まり、逃げたいと思うようになりました
その女性は、いわゆる、お局様的な立場で、自分の意にそぐわない事や気に食わない事には食ってかかるし、気に入らない社員は徹底的に無視するといった行動は日常茶飯事でした。
僕に対しては、意外と好意的に接してくれていたのですが、僕自身は彼女の陰険なイジメ行為を良く思っていなかったこともあり、ある時に、思いっきり事務所内の誰もがいるところで、怒鳴ってしまったんです。
何がきっかけだったのか、わかりません。
ふと、彼女にお前はこんなひどいヤツだということを言ってやれと思ったような気がします。
それ以降、彼女は僕を無視するようになりました。
目に見えて分かる形でのイジメのようなものはありませんでしたが、僕の存在を無視するようになったのです。
僕は次第に、その見えないプレッシャーや空気に潰される感じがしてきました。
多分、彼女の命令というか暗黙の圧力でしょう、他の女性社員達も僕を無視するようになりました。
回りの目を気にする傾向が人一倍強い僕にとって、それは大変辛いものに感じました。
段々と会社に行く事が苦痛になり、この状況から逃げることばかり考えるようになり、そして病院で診断書をもらうという事にしたのです。
今思うと、自分の浅はかさというか、もっと上手くやる方法もあったろうにとも思います。
ま、でも、僕のこれまでの人生を振り返ってみると、だいたいが深く考えずに行動して後悔することが多かったから、これもしょうがねぇかなと(^^ゞ
でも、「逃げる」という選択肢も生きていく上では有りだよなとも思います。
どんなにしんどくても、死にたいとは思わない僕なんで♪
ちなみに、原因となったその彼女とは、今でも偶然ばったり出会ったりしますが、普通に話せます。