Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

亜流の幸せでも

どうすれば幸福になれるか?
 
どうすれば成功するのか?
 
僕は既にこういうことを考えなくなってから久しいです。
 
あんまり深く掘り下げて考えるのが苦手というのもあるかもしれませんが、それ以上に、そういう気力が湧かなくなってしまった感じがします。
 
もっと言ってしまうと、「幸福」ってなに?「成功」ってなに?
 
という、そもそも論みたいなところもあります。
 
幸せの概念は人それぞれだ、という前提は持っているのですが、じゃあ自分にとっての幸せとは?と考えると、そこから一歩も動けなくなってしまうのです。
 
同じように成功することに関しても、そうです。
 
まあ、単純に思い浮かぶのは大金持ちになって自由気ままに生きている姿ですが、金持ちになることが成功と言うのなら、宝くじが当たっても成功者になりますから、それとは違うよねって。
 
20代は特に深くは考えてませんでした。
 
とりあえず将来への時間はたくさんあるわけで、頑張れば何者にでもなれる、何かしらの地点に到達するだろうと漠然と考えておりました。
 
30代は、どうしたら能動的に生きられるかに焦点が行き、目についた啓発本を読みあさり、自己スキルを高めるであろう手法を実践しては挫折するの繰り返しでした。
 
7つの習慣とか、手帳術とか、思考術とか、まあ世の中には色々とありましたね。
 
40代も同じような感じでしたが、後半になると諦めの境地と言いましょうか、虚無感みたいなものに襲われる時も多くなり、いつの間にか自己啓発的なものから遠ざかってしまいました。
 
自分の性格的なものによるのですが、自己啓発もありとあらゆるものに手を出したというわけではなく、中途半端にやってみた程度です。
 
思いっきり針を振って、とことん追求すればそれはそれで何か掴めるものがあったかもしれません。
 
ハンパもんは、何をやってもそんな感じです。
本題からは逸れますが、自己啓発本を読んでも人間は変われません。
自己啓発本を読む大半の人は、自分の外側に変えられる何かがあると思ってるからです。
それは幻想であって、自分を変える何かは自分の中にあります。
自己啓発本を100冊読むより、毎日腹筋運動を10分やり続けた方が効果があると思いますが、10分すらの腹筋運動が嫌なので自己啓発本に手を出してしまうのです。
自己啓発本を書いている数々の著者の方、ごめんなさい)
 
話しを元に戻します。
そうこうやってるうちに、幸せとは?成功とは?を考えることすら億劫になり、ひたすら現状維持という今の自分に辿り着いてます。
 
今のサラリーマン職をやっていると、めんどくさい事や逃げたいことが多いけど、月末月初になれば月次処理の締め作業をして実績数字や報告書作って、会議に出て…とかやっていて、いつの間にか月日が経ってしまいます。
 
自分のやりたいことはわからないけど、そうしたルーティン作業や会社生活の中にも、ちょっとした充実感があったりして、別に会社勤めをしたいわけじゃない自分を流してしまっているのです。
 
そして、ふと自問自答してしまいます。
これは負けなのだろうか?
 
諦めているのは半分間違いないにせよ、負けというほどでもないかもしれない。
 
じゃあ幸せなのだろうか?
 
子供はいないけど、嫁と2人で普通に生活できているし、たまには美味いもの食いに行けるし、国内旅行ぐらいだったらしょっちゅうしてるし、これを不幸せというのは罰が当たりそうです。
 
でも、自分がやりたいことをやっているという感覚は未だにない。
 
やりたいことがわからないから、やりたいことをやれない。
 
やりたいことがわからなくても、亜流の幸せな生活はできる。
 
今の自分はこんな状況です、というお話しでした。