Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

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40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

吉本興業問題に関する雑感

宮迫博之ロンブー亮吉本興業社長の両方の会見は見ました。
 
私見としては、両方ともなんだかなってっていう感想。
 
メディアでも指摘されてますが、問題がいつの間にかすり替わっていて、いつの間にか吉本興業内部のゴタゴタの話しになっています。
 
こうなると、もう勝手にやれば良いのであって、一企業のお家騒動にマスコミはいつまで力を注ぐつもりなのかとアホらしくなります。
 
京アニ放火の事件の方がよっぽど重大事なのにと、個人的に憤っております。
 
京アニの放火事件によって30名以上の方が亡くなられ、これまでの作品に関する資料やデータもほぼ消失してしまったという驚愕の事実にはアニメファンとして悲しみと怒りでどう気持ちを整理してよいかわかりません。
 
しかしながら、民放TV局はこの事件について、建物内に火災がどれくらいの速さで回ったのかとか、どの階で何人ぐらい亡くなったのかとか、そういう報道にばかり力を入れ、京アニという制作会社がいかに素晴らしい作品を残し、世界にどれほどの影響を与えてきたのかは、ほぼ知らせてくれなかったように思います。
 
これでは、アニメに興味ない一般人にとって、アニメ会社に恨みを持つヤツが建物に火を付けて死人がたくさん出たんだなぐらいしか認識されません。
 
僕にとっては、どれほど重要で価値ある人達、資料を損なったのかをもっと世間に伝えて欲しいのです。
 
唯一、そうした主旨で報道してくれたのが、NHKクローズアップ現代だったように思います。
 
なので、吉本興業の内紛問題なんて本当にどうでもいいです。
 
でも、どうでもいいと言いつつ、感想だけは記しておきます。
 
単純に整理すれば、反社とされる団体からお金をもらっていたのに、もらってないと嘘をついてしまったから生じるゴタゴタなのですね。
 
よって、いくら宮迫やロンブー亮が涙を流しながら記者会見したとしても、本当にこれ以上、隠していることないんやろな?会見後に新しいネタが出てきたら絶体絶命やぞ?!という会社としての考えがあったはずです。
 
腐っても、吉本興業も組織ですから、そうしたリスク想定はしてるでしょう。
 
弁護士を使ってのやり取りをさせようとしているのも、そうした配慮もあってのことでかと。
 
ですが、そこは「家族のような関係」とか「信頼関係」とは相反する点でもあり、そうしたところから不信感が出ての芸人側の会見となったのだと思います。
 
とはいえ、最初にも書いたように、元をただせば宮迫と亮が嘘をついた事に行き着いてしまうので、吉本興業が駄目、経営陣が駄目という話しにはならないんじゃないかなと感じております。
 
社長の会見も決して良かったというわけでもないですが、組織を代表するものとしては、それほど悪い中身でもなかったと思います。
 
世間では評価されてませんが(^_^;
 
芸人のことはやはりかばってあげたい、なんとかしてあげたい、でも、お前ら最初に嘘の報告したろ?だったら、そこは仕方ないやんか!というのが社長や経営陣の本音ではないでしょうか。
 
それで会社と芸人は家族みたいなもんなのにって言われても、そんな綺麗事で解決しなくなったやんかというところ。
 
特に今回の反社との関わりの問題については、その1回きりなのかというのは非常にくすぶっているものと思われます。
 
そこのところは、色々と会社に文句言ってる他の芸人達も考えた方がよいかと。
 
それと、芸人さんはサラリーマンではないはず。
 
最低保障だとか、給与1円だとかで今更騒ぐのはおかしいと感じます。
 
売れれば20代でも30代でも年収がサラリーマンの何倍ももらえちゃうのが、芸能界や芸人の世界。
 
でも売れなければ1円にもならないというリスクもある。
 
ある意味、博打的なところもあるけど、いつの日かのリターンを夢見てその世界に飛び込んでいるはずです。
 
吉本が嫌なら辞めて移ればいいし、最低保障求めるなら、そういうところへ就職すれば良い。
 
それだけのことなのに、SNSで後ろから石を投げるように自分の会社を攻撃するのって、正直恥ずかしくないのかなぁってのが、直近の感想ですね。