Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

サマータイム雑感

2020年の東京五輪に合わせて、日本でもサマータイム導入が検討されるとのこと。
 
これについて、世論は賛否が巻き起こっているわけですが、個人的には、まあどっちでもいいかなって感じ。
 
なったらなったで、そのように生活するだけですからね。
 
反対論としては、アジアでは例が無いとか、労働時間が長くなる恐れがあるとか言われています。
 
「アジアでサマータイムの例が無い」だけでは、反対論としてはちょっと弱いかなぁ。
 
そこで突っ込ませてもらうなら、「アジアで例が無い」ことがなぜ「日本での導入反対」になるのか、あまり理論的な説明になっていないから。
 
日本がアジア諸国の一つなのは確かですが、それだけではサマータイム導入は無理という話しに繋がりません。
 
何故アジアではサマータイム導入できないのか、そこの論が知りたいんですよね、個人的には。
 
まあ、緯度が高い欧州諸国で導入できているというのは理屈としてあるんでしょうけど。
 
普通に考えれば、日が照っている時間が長いからですよね。
 
僕はイタリアへ2回旅行した事があるのですが、その内の1回は5月でした。
 
JTB担当者の説明でイタリアはサマータイム期間ですから、時差には注意してくださいねって言われてましたが、現地に行くまではあまり実感が無かったです。
 
ところが、イタリアに着いて観光していると、夜の7時になってもまだ昼間のような明るさでして、8時過ぎた辺りからやっと夕暮れがやってくるという現象に戸惑いを覚えつつも嬉しくもありました。
 
だって、観光する時間が最大限に有効利用できましたから。
 
個人旅行なので、時間が許す限りあちこちへ出かける事ができ、なんか一日が長く感じられて得したなって気持ち。
 
そう、遊びや観光って事に限って言うと、サマータイムってけっこう良い制度だという実体験だったんですね。
 
でも、これが仕事となるとなぁ、、ちょっと受け止め方が違ってきそうです。
 
もちろん、サマータイムで日が長いからといって勤務時間が延びるなんてことはあってはならないですが、日本の企業ってそういうところ、けっこうブラックですからねぇ。
 
サラリーマンに限らず、日雇いの人とか含めてサマータイムは勘弁してくれよって思う人も多いかも。
 
あと、日本は時差そのものに慣れていないというのもある。
 
アメリカだと日付変更線がいくつもありますから、同じ国なのに、時差込みの計画や行動に慣れています。
 
欧州も国は違えど、お隣さんに行く感覚で国境を越えますから、やっぱり時差への対応は慣れっこ。
 
他に考えられるのは、やっぱりシステム関連の問題でしょうかね。
 
一番身近な時計なんかは別にかまわないでしょうけど、製造工場とかに導入されている独自OSのシステムなんか、どうなるのか興味があります。
 
PCのWindowsは割と対応しやすいかもと想像しますが、それ以外、つまりその企業独自開発のシステムなどは簡単にサマータイムにしますってならないんじゃないかなと。
 
家電のタイマーとかも、そういった意味ではどうなのか、これも疑問ですね。
 
じゃあ、五輪の競技日程を9月とかに変更すれば?って話しもありそうですが、これは確実に不可能っぽい。
 
東京誘致前から日程は決まっていた状態だったので、その日程込みで誘致が決定した事もあるためです。
 
そもそもなんで暑い8月にオリンピック開催するかというと、一番スポーツに適さない月だかららしい。
 
え?って一瞬思うけど、4年に一度とはいえ、やはりオリンピックの人気度というか、優先順位は後になってるってこと。
 
例えば、巨額のスポンサー国であるアメリカでは、人気のアメフト公式戦が9月から開始ですが、アメリカからすれば9月にオリンピックなんかやるなってところなんでしょうね。
 
アメフトに限らず、人気スポーツというのは暑い時期を避けて開催するパターンが多いということで、仕方なく五輪はスポーツに適さない8月開催というのが、不都合な真実らしい(^_^;
 
となると、開催時間を朝方や夜にずらすしか解決策は無いのでしょうか。
 
サマータイムよりは現実的ですしね。
 
それに我が地方は東京五輪関係無いですから、東京の都合をサマータイムで地方に押しつけられても困りますし。
 
ただ、仕事辞めて自由な身になったとしたら、日本でのサマータイムも悪くないかなぁと、ちょっと期待もしてます。
 
結論は、最初に書いたように、どっちでもいいんですけどね。