Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

西日本の豪雨被害で対策うんぬんの話し

今回の西日本豪雨で、まずは被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
 
くろばこの地元もけっこうな大雨でしたが、そこまでの被害はありませんでした。
 
隣接する広島県が大変な状況であったわけでございますが。。
 
この被害に関する報道を見ておりますと、ダムの放流の是非であったりとか、国はもっと事前に対策をしておくべきだったとかって意見がよく聞かれました。
 
う~ん、でもそれって、無理があるんじゃねぇの?って。
 
全くの無策なら国を批判するのもありでしょうけど、そういうわけでもないですし。
 
逆に、どんなに対策を打とうが、人類の想定範囲内で自然災害が発生するという保障はどこにもないのです。
 
今のところ数十年に一度の豪雨っていう表現しているようですが、これが次は数百年に一度、数千年に一度となるかもしれない。
 
そこへ向かって、ひたすら対策を打ち続けるのかってことになります。
 
以前も書いたように、地球活動というのは決して人間の都合に合わせて起こってくれるものではないです。
 
人間が主じゃないんですよね。
 
なので、どんなに対策を打とうが、それを上回る災害が発生するということは受け容れるしかないということになります。
 
じゃあ、その上で我々はどう対処しますかって話しなんですが。。
 
国や地方が考えられる限りの対策をしたとしてですよ?
 
結局、その指示や命令に従うのも従わないのも、そこに住んでいる人や我々なんですよね。
 
今回も、まさか自分の家が被害に遭うとは思わず、家にとどまった人達が多くいたため、被害も広がったという話しもあります。
 
避難指示が出ようが、警報が出ようが、それに従わなければ、どんな対策も無意味になります。
 
極端な話し、あなたの地域は災害が発生しやすい地形だから、地区ごとどこかへ移転してくださいって行政から対策案が出されたら、それに従えますか?って話し。
 
そういう覚悟も含めて、国や地方に対策を求めている人達は物を言っているのか?
 
極論的な例を出しましたが、特別あり得ない対策ではない、というか、実際には比較的安全と思われる土地に移動させておくというのは、災害発生後の復興対策を効果的に実施する上でけっこう現時的なお話しだと思うのです。
 
でも、はいそうですかって受入れられないのが人間です。
 
そう考えると、今言われている防災対策って、けっこう綺麗事に終始しているのが一番の問題じゃないのかなと思ったりします。