Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

若者の方が自分の頭で考えているのでは?

先週のフジTV「グッディ」のMC安藤優子北村弁護士の会話がtwitterでトレンドになっていました。
 
例の財務省問題で麻生大臣は辞任すべきかとのアンケートに、10代、20代の若者の回答の7割以上が「辞任の必要はない」と答えたのに対して以下のやりとりがあったようです。
 
安藤優子氏「若い世代はあんまり興味ないのかなあ」
北村弁護士「興味あるけど年代別に考え方が違うんですよ」
 
これに対しネットでは「若い世代はテレビ脳じゃないってことすら分かってない人がMCやってます。」という痛烈な皮肉があがっていました。
 
僕もたまにしか昼ワイドショーは見ないんですが、安藤さんって「バカなの?」と思う事は確かによくあります。
 
良く言えばお嬢様、悪く言えば世間知らず。
 
ずっと報道関係やっていたにも関わらず、世間知らずっていうのも変な話しですが、本当にそう感じるんですよね。
 
単純に視野が狭いんだとは思いますが、俯瞰的に物事を見ようとはしないタイプで、会話をするのがやっかいな人種であります。
 
今回の件も、北村弁護士が上手に返す刀で切り返してますが、僕的には若い世代の方が自分の頭できちんと考えているからこその、アンケート結果だったと思ってます。
 
昼間のTVワイドショーをダラダラを見続けている人達は、恐らく自分の頭で考えたりはせず、TVやコメンテーターからの垂れ流される情報だけを鵜呑みにして物事を理解したように錯覚するのがほとんどじゃないかと。
 
じゃあネットやっている若い世代は違うのかって話しですが、少なくともTVしか見ない人よりは能動的かなと思います。
 
情報を探す、もしくは無限に近い情報が飛び交うネットの世界でどれかを選択するという行為はするわけですから。
 
TVって、ワイドショーとかだと基本、一方的な意見に偏ってそれに反する考えや意見は出てこない、もしくは抹殺されるじゃないですか。
 
ベッキーが不倫すればベッキー叩き一色の意見、安倍政権が嫌いだから安倍政権おろしのコメンテーターで構成するなど、実はけっこう偏った作りになっているにも関わらず、受け身で見てる側はそれが正論でありマジョリティであるかのように視聴するのです。
 
もっと言うと、そういう人達を無造作にずっとワイドショーが作り続けてきたということかもしれません。
 
対しネットの中には珠玉混合ではありますが、一応は多様性のある意見が常に存在していて、どれを選択するかはユーザー次第という違いがあります。
 
別にネットが優れているとかって話しじゃ無く、情報の受け手のあり方って事なんですが、若い人は少なくとも情報を意識、無意識は別にして選んでいるって事は確かだろうと。
 
そこは完全にプラットフォームの作りの違いなので、優劣の話しではありません。
 
そういう事も踏まえてグッディの安藤優子氏のコメントを見聞きすると、非常に間抜けな印象を受けます。
 
若者は麻生大臣の辞任必要無しと考えている→若者は政治に興味無いからだ、というもの凄く安直な発想は、長年テレビ側に携わってきた弊害なんだろうなと個人的には思っています。