Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

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40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

野党議員の「Me too」はコントにしかなってない

福田財務次官のセクハラ問題は、もはや野党もどう扱っていいかわからなくなってきた感がありますね。
 
安倍政権を叩ける材料として喜んだことでしょうが、このセクハラ問題に関しては野党は手を出さなかった方が良かったような気がします。
 
あれを深掘りすればするほど、問題の質が全然違う方向へ行くであろうことに気づき始めた人もいるのではないでしょうか。
 
そもそもが、TV朝日は決定的な重大過ちを犯してしまっている時点でアウトなわけです。
 
女性記者と事務次官の2人でのオフレコ密会であったにも関わらず、相手に断りもなく記者が録音していたこと、女性記者がセクハラを訴えているにも関わらず上司は担当替えすらしなかったこと、録音したデータを他のメディアに渡したこと、音声データを継ぎ接ぎに編集して事務次官のセクハラっぽい言葉だけ使って公開したこと。
 
まあ、最後のはTV朝日がそのようにしたのかはわかりませんが、これだけまずい事やっていても社長は辞任しないのです。
 
でも麻生大臣には辞任要求って、それってダブスタだよねって話し。
 
そもそもが一方的な編集音声だけで一方を糾弾するのって、非常に怖い話しじゃないですか?
 
あれって実は、隣にホステスがいて、そこへ向かって言ったことかもしれません。
(じゃあ、ホステスにああいう事言っていいんか?という話しもありますが、それを言い出したら夜の業界は潰れてしまいます)
 
記者も名乗り出ない、録音音声も編集されたもの、でも事務次官のセクハラは間違いない、麻生大臣は辞任だ、なんて話し、けっこう無茶苦茶な展開なんですよね。
 
もしこういうのがまかり通るのなら、次のターゲットが借りにあなたになっても誰も助けてくれないってことですよ?
 
そうなった時は、一切の抗弁もできず裁判で戦うしかないって状況が、誰にも起こりうるって事でしょう。
 
それと野党議員が調子に乗って「Me too」のプラカード下げてなんかやってましたが、あれは本当の「Me too」運動をしている人達に失礼というか、見てたら失笑しか出ないわけで。
 
デーブスペクターが言ってましたが、欧米ではセクハラ被害を訴える人は名乗り出るのが「Me too」運動で、日本の野党議員がやってるやつは全然違うということ。
 
僕は麻生大臣はどちらかという言うと嫌いなタイプですが、今回の一連の流れの対応はけっこう評価しています。
 
記者に対してのツッコミも、そりゃそうだよなと思うし、どっちかというと若い人の感覚に近い感じの印象も受けます。
 
週刊誌の報道だけで大臣の首をすげ替えたり、官僚を辞任させたりとかを当然のように黙認している新聞やTVって、かなりやばいような気がします。