Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

ネットの世界もイケてる奴が牛耳るようになったってことかな

これも単なる愚痴でしかないですが。
 
YouTuber、大人気ですよね。
 
子どものなりたい職業で1位でしたっけ?
 
TVのバラエティーや情報番組に取り上げられたり、YouTuber自身が出演したりと、まあすごい。
 
同じようにブロガーもYouTuberにその座を奪われた感はありますが、グルメ番組などでは有名ブロガーのネタを取り上げたり、実際に芸能人とロケに行ったりして、これまた大人気。
 
爺くさい話しはしたくないですが、それこそ昔々、ネットに常時接続なんてとんでもない時代だった頃は、2チャンネルのようにカオスな空間で中二病に冒されたやつか、中高生時代まったくイケてなくてネットの中に存在場所を見つけた人間が発信して楽しむ世界だったように思います。
 
しかし今やネットは、メジャーなインフラの一つとなり、誰でも知っていて誰もが当たり前に利用するものに変貌しました。
 
もちろん、これはこれで良いことなのでしょうが、当然の如くそうなれば、ネット世界でも微妙な格差が出てきます。
 
リアルの世界では身の置き場がなく窮屈に生きていた種類の人間にとって、ネットの世界っていうのはオアシスだったんですよね。
 
それが、リアルな世界でイケてる連中がネットの世界でも幅をきかせるようになりました。
 
それがYouTuberだったり人気ブロガーだったりするわけです。
 
YouTuberが動画でやってることって、中高生時代にヒエラルキー上部で輝いていた奴らがやっていたことと基本的に同じです。
 
ヒエラルキーが上の人間というのは、映画「霧島、部活やめるってよ」で登場する宏樹や竜汰、 沙奈、 梨紗といった人達。
 
逆に下位に位置するのが、映画部の前田や武文といった人達。
 
ちなみにタイトルでも出てくる「桐島君」はこの学校でのヒエラルキー頂点に位置する人物だろうと想像できますが、ご存じの通り物語に本人は登場しませんので外してます。
 
この作品は、学校内におけるスクールカーストの悲哀や空気感を上手に描いています。
 
よくある青春映画と違い、爽快な結末も物語としての起伏もほとんどなく、ラストもこれで終わりなのって感じです。
 
でも、スクールカーストの下位、もしくは下位ではないにしろ上位の人達とは打ち解けられなかった経験がある人が観ると恐らく面白く感じられる作品じゃないかなと想像します。
 
ネットの世界は最初は、「桐島、」で登場する前田や武文のような人達が堂々と大手を振って生きていける場所でした。
 
ですが、徐々にネットがメジャーになるにつれ、桐島や竜汰、 沙奈といった人達も進出してきて、人気ブロガーやYouTuberとなりネット界を賑わせているのです。
 
「桐島、」で登場する前田や武文のような人達は、有名ブロガーのようにリアル世界で多くの知らない人同士と交流したり、TVで上手に喋ったりなんてできません。
 
YouTuberのように、公衆の面前でお馬鹿な動画を撮ったりすることはできません。
 
人知れず、黙々と自分の好きな世界に入り込むことで精一杯なのです。
 
もちろん、ネットの世界は広いですからそういう人達でも居場所はまだあります。
 
ですが、以前のように自分たちがネットの世界のメジャーな住人だとは言いづらくなりました。
 
芸能人がブログやインスタやればあっという間に閲覧数が獲得されるのを見て、ネットの世界も結局はリアル世界のパワーが物を言うのだと実感させられました。
 
そう思うと、なんだか悲しくなってきますね。
 
で、僕は中高生時代、ヒエラルキーのどの位置に属していたかというと、上位から下位まで一通り経験しました。
 
その中で、スネ夫のように上位の人間とうわべだけでも上手くやっていく方法を身につけたりしましたが、最終的に友人というのは2人ぐらいしかできなかったように思います。
 
だから、こんな記事書いてるんでしょうけど(^_^;