山尾議員は不倫問題というより権力闘争に負けただけ
上記のブログ記事では、山尾議員のスキャンダルばかりに目が行き、政治そのものにフォーカスされない状況を憂うべきだと書かれています。
まあ、僕も基本的には政治家には地域のため、日本のために仕事をしてもらってナンボと思ってるので、その点では同じなんですよね。
不倫しようが(山尾議員は否定されてますが)、政務活動費で何買おうが(不正請求は駄目ですが)、政治家として結果を出す仕事してくれればOK.
僕のような無気力人間も普通に生活を送れる社会を実現してくれるのであれば、細かいことにとやかく言いません。
民進党の対与党としての姿勢も、あくまで政治的な議論なり提案でもって対決してくれればいいのです。
野党が不倫問題を追及し、実際に辞職した議員もいます。
上記の弁護士先生が「山尾憎しだけで叩いている」と書いておられますが、民進党や山尾議員がこれまでやってたのも、そっくりそのまま同じ事なんですよね。
これは、メディアやそこに登場するコメンテーターなんかも同じ傾向が見られます。
仮に山尾議員は能力があるから、別に不倫したって、ブーメラン食らったって許されるんだとしましょう。
では、その能力はいつどこで発揮されるの?という話しになります。
選挙で勝って、議員になってもらわないと駄目ですよね。
(もちろん、現在のシステムでは少人数政党に属していては永遠に能力は発揮できません)
じゃあ、選挙に勝つために山尾議員はどう振る舞えばいいのか?
もう、それは明白な話しであり、人の不倫は許さないが自分のは問題無いなんて言ってる人間を世間が許すわけがない。
(実際には不倫を否定してるわけですが)
仮に当選できたとしても、ある程度の人数がいる政党でないと彼女の政治家としての力は発揮できません。
ましてや、山尾議員は待機児童問題などで脚光を浴び、自身も子を持つ母親という立場で世の支持や人気を集めた人です。
今回の件は、そういう支持者を敵に回してしまったわけでもあります。
つまるところ、彼女にいくら能力があろうと、自分自身の行いでそれを発揮する場所を失ってしまった事になります。
山尾議員を擁護したくても、どうしようもない事に擁護派は気付いていません。
今回の山尾議員の離党は、どっちかつうと民進党内の権力闘争で弾き出されただけのような気がします。
それがたまたま不倫問題というだけの事だったんじゃないですかね。
本来ならブーメランが発生しないよう上手く処理し、離党もさせずに事を治めるべきだったと思うのですが、権力争いのことしか頭になかったようで、そのあたりも民進党の稚拙さが垣間見えました。