Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

GATE(ゲート)自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(1・2期)

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シンプルに面白い。
 
登場キャラのほとんどが性善説設定。
 
でも敵役はバンバンと死んでいくし、自衛隊もバンバンと殺しまくるので、その辺りでギャップを感じないわけではないです。
 
あらすじ
東京の銀座に突如出現したゲートから、異世界のモンスターや人種?が現れ突如町を遅う。
 
自衛官で、たまたま非番でコミケ会場に来ていた冴えない雰囲気の主人公が機転を利かせ多くの人々を救い、その功績が認められ昇格するのですが、ついでにゲートの向こう側の異世界の調査も命じられます。
 
ゲートの先にある世界は、中世風ファンタジーRPGのようなところで、剣と魔術で戦闘が行われているところでした。
 
自衛隊無双
ゲートの向こう側の世界を「特地」と呼んでいますが、その特地では騎兵の剣と魔法を用いて戦う世界。
 
当然ながら、自衛隊の持つ火器や装備の前に特地側の攻撃はなすすべくもなく、圧倒的な差を自衛隊は見せつけるのです。
 
もうホントに気持ちいいぐらい、敵キャラを自衛隊がなぎ倒していきます。
 
実際のところ、自衛隊がこれだけ簡単に敵を殺すことができるのだろうか(いろんな意味で)、という疑問は確かにあります。
 
ですが、あくまで物語なので、そこは気にしなくてもよいかなと。
 
それに、地球上の人間を相手にしているというわけでなく、彼らからすれば全くの異世界の生き物、種族を相手に戦っているわけですから、人間同士で戦っているという感覚からは少し外れているのかもしれません。
 
ファンタジーでありながら政治的
自衛隊と日本国、異世界のゲートと繋がった日本の対応を取り巻きに見る海外諸国の様子、特地との交渉戦術などなど、非常に見どころが多いです。
 
政治的な要素とファンタジーの部分のバランスが絶妙で、上質なアニメとなっています。
 
実際に、日本が外国からの侵略行為にあった時、誰がどのように動き、自衛隊はどういう行動をとると良いのか、そうしたことを想像しながら見るとまた楽しいですね。
 
魔法VS自衛隊があれば
最初に書いたように、この作品においては圧倒的な自衛隊の強さが描かれ、ファンタジー側の住人はせいぜい小賢しい策略で対抗するしかありませんでした。
 
ですが、魔法を使う少女レレーナのような者も存在するわけですから、敵役に魔法使いがいて自衛隊と戦うというシーンもあって良かったと思います。
 
そうなると、魔法に関するより細かい設定を最初に作り上げておかないと、ストーリー上色んな矛盾が生じたりする可能性があるので、確かによりめんどくさい作業でもありますが。
 
でも、自衛隊と魔法使いの戦いも見たかったですね。
 
主人公の自衛隊員の設定
自衛隊員だけど、漫画やアニメが好きなオタクで、仕事よりも2次元を優先するという、面白設定でありました。
 
でも、熱い志を持っていて、弱い者を助けようとする姿は見ていて好感が持てます。
 
それに、意外にクールで、すぐに情に流されるわけでもなく、非常にバランスの良い描かれ方でした。
 

まとめ

これも、もちろん原作未読。
 
自衛隊というリアル系の組織と、ファンタジー世界の融合ということで、ある意味ではツッコミどころ多いのも理解してますが、物語としては充分楽しめますし、それなりに良く出来た作品だと思います。