時間外労働減らしたいなら
上の記事は残念ながら扇動記事の域を超えてなく、労働時間の問題を解決するための建設的な意見とは言い難いのですが、労働時間問題についてもっと議論が盛んになればなぁと思ってます。
ただ、労働時間や長時間残業の問題の解決策って、実はみんな本音ではわかっているんじゃないかと。
雇用形態をもっと多様化して、かつ流動化させること、そのためには解雇規制を無くすかもっとゆるくすること。
これが労働時間問題を解決する本質と言ってもよいでしょう。
でも、みんなそこはスルーしたい、目をつぶりたいんですよね。
やっぱり解雇とか嫌だし、できれば同じ会社にずっと居たいし、せっかく正社員でいられるし。
そうやってズルズルときてしまって、現在の問題があるわけです。
僕は別に、ガッツリ働きたい人達を否定しませんし、そういう人達が一定数いることも経験上理解しています。
問題なのは、働くのはそこそこでいいと思っている人達も、ガッツリ労働系の人達と同じ土俵にあげさせられることなんだと思います。
前回の記事でも書いたように、雇用の多様性、流動性がないから選択の余地がないんですよね。
全く働きたくないわけではないんです。
それなりに社会へ貢献もするべきだと思ってるし、誰かに寄生したいわけでもない、でも24時間働けますか?って言われると「無理!」って言うしか無い人達はけっこう存在するはず。
そのための解決策はあるんだけど、誰もそこには触れたくないのが今の日本の現状なんでしょうねぇ。
それと、時間外減らしたければ法律で時間外賃金の割り増しを2倍にしてしまえば良いのです。
現在は1.25倍、深夜割り増しで1.5倍ですが、それを2倍にすれば、時間外労働させるより新規に雇用した方がコスパ良くなります。
でも、それも色んなしがらみで実現しないんでしょうね。