Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

部下の退職とついでに自分の退職について上司に相談した

管理職である僕の場合、やっぱり、部下から退職の相談を受けたら、自分の身の振り方を後回しにして部下の相談に対応しなければなりません。
 
もう少し身勝手に振る舞える性格だったら、というか、本質的には自分は本来身勝手なな人間だと思ってるのですが、なんだかんだで、他人から良く思われたいとか自分の評価が下がるような事態を避けようとしてるのです。
 
今回も、結局のところはそういうことなんでしょうね。
 
部下の退職願いなんか、先に辞めたいと思っていた自分からすれば関係ねぇ!
 
俺の事が優先だ!
 
となりたいのは山々でしたが、そうできないのが情けない。
 
これ以上、今の状況に耐えられるのか?
 
そうした不安を抱えながらも、20代の女性部下が結婚を機に退職したいと申し出ていることを部長に相談しました。
 
想像通り、部長は困った顔をして、「何とか目一杯(正式に結婚するまで)勤め上げてもらえないのか?」という返答でした。
 
もちろん、僕も彼女に対してはそのように留意したし、彼女の業務の特殊性や後継者の問題があることについても話しました。
 
2月末、3月末の退職が希望でしたが、まだ説得する余地は残されていそうなので、再度、部長の意向をこちらから伝え、なんなら部長も同席して話す機会を持つこととしました。
 
まあ、ただ、聡明な女性部下からすれば、部長も当然慰留してくるだろうということは想定済のはず。
 
あまり、甘い見通しは持たない方が良さそうだなと、僕自身思ってます。
 
で、話しの流れの中で、昨年話した通り、自分も退職したいという気持ちは変わってない事を伝えました。
 
また、今自分がいる課の今後について、新役員は手を持て余している感じだし、このまま存続するのも難しいのではとも言いました。
 
当然ながら、部長は渋い顔をして、実は部署内全体の体制を本店と同じ形に変えろと指令がきていることや、でも、すぐには対応できそうもないし、その中でくろばこが受け持つ課もどうするか考えなければならないとのことです。
 
業務は以前より増えているのに対し、人員は現状維持、もしくは減っており、今のままでは事業計画も達成できないので、切り捨てる業務も検討していかなければならないと悩んでおりました。
 
そして、部長自身も定年まであと1年だから、それまで辞めるのを待ってくれとも言われました。
 
部長の立場を考えると、女性部下の退職に加え、僕自身の退職も抱え込むわけですから、そりゃ辛いよなぁって同情してしまいます。
 
ここで、「そんなこと知らん!俺も辞めるから」と強く出られる自分だったら、どんなに楽だろうと考えます。
 
僕は、もし、自分がその相手の立場だったらと考えてしまう癖があります。
 
それは一見、すごく良さそうな事に思えるのですが、実際は、自分自身の考えや存在を無くしてしまう事にも繋がるのです。
 
今の僕は、そういう意味で「自分」がありません。
 
もしかしたら、ずっと昔から「自分」が無いまま生きてきたのかもと考えてしまいます。
 
自分の退職については、このままだとうやむやになりそうなので、再び仕切り直しが必要のようです。