賭けなくても麻雀は面白い
なかなか、お馬鹿な市長がおられたものであります。
公務中でなく、きちんと公休を取って麻雀していたから問題ないとのこと。
業者の社長とかもメンバーにいたけど、プライベートだから問題ないとのこと。
お金賭けないと麻雀が面白くないから賭けていただけのこと。
もの凄い開き直りの態度でありますが、その辺はある意味清々しささえ感じます。
麻雀を打ちたいという欲求については、僕も経験あるので理解はできるのですが、お金賭けないと面白くないというのは納得いきません。
お金賭けなくても、麻雀というゲームは充分に面白いし、中毒性があるのです。
麻雀をやったことのある大半の人も、そう思ってるんじゃないでしょうか。
雀卓を囲みだしたら、48時間ぐらいあっという間に過ぎます。
ほぼ飲まず食わずでも、思考が働く限り必死になって自分の手を作り、相手の手を読み勝負するのです。
別にお金がそこに賭けてあろうがなかろうが、関係ありません。
ただし、お金を賭けてると打ち方は賭けてない時とでは変わってきます。
どちらかというと、ガチガチの手になりやすく現実路線の手段を選ぶようになり、時には場がしらけてしまいます。
漫画「アカギ」のように、お互いの命を削り合うような麻雀をするなら、それはそれで賭け無し麻雀とは別次元のものとなってくるのでしょうが、我々一般人がそこまでできるわけがありません。
麻雀はこの世で最高の頭脳戦ゲームの一つであり、お金を掛けなくともその真価は充分に味わえるはずなのです。
お金をかけないと面白くないと言ってる市長は、麻雀そのものが好きというより、ギャンブル全般が好きなだけであり、そうなると「麻雀好きの市長」より幾分タチが悪いとも言えます。