Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

亜人

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進撃の巨人」みたいなインパクトはないけど、面白さとしては秀逸。
 
原作漫画があるので、たぶんそっちを読んだ方が更に面白いんでしょうけど、ここ最近は原作を見ずにアニメだけを見ることになぜか意地になってしまっていて(^^ゞ
 
アニメ制作を手がけたのが、「シドニアの騎士」を手がけたところと同じと聞いて納得です。
 
3DCGって言うんですか?
 
凄く綺麗に描写されていて、かつ、見ていて違和感が全然ない。
 
ジブリのように手書きにこだわるという姿勢も嫌いじゃないですが、この作品を観るとCGはCGで素晴らしいアニメができるというのが理解できます。
 
使い方、もしくは見せ方の問題ってことなんですよね。
 
ストーリーは今更説明するまでもないですが、一応。
 
主人公は成績優秀な高校生の永井圭で、普通の生活を送る男子高生です。
 
ある日、永井はトラック事故に巻き込まれ、その瞬間を見ていた周りの人は誰もが死んでしまったと思いきや、その後すぐに息を吹き返したのであります。
 
そう、永井圭は、決して死ぬ事がない不死の人種『亜人』だったのです。
 
物語では、人間のようだけど死なない亜種「亜人」の存在が既に認知されている世界の設定です。
 
なので、よく分からない亜人に対し普通の人々は恐怖し忌み嫌っている状況なのですが、このあたりは最初の導入が上手く描かれているので、見ていてすぐに物語に引き込まれます。
 
亜人は、世界中で46体しか確認されおらず、日本でも2体しか確認されていないということで、貴重な研究対象でもあります。
 
そう、永井圭は、普通の高校生から突然、自分が亜人だということがわかり、政府や警察から追われる羽目に合うことに。
 
彼の逃亡を助けるのが、幼い頃はよく遊んでいたのに成長するのに伴い、家庭環境や進学で付き合いの無くなった親友の海斗。
 
そこへ、日本で2番目に発見された亜人、田中功次と「帽子」というニックネームで呼ばれる佐藤が登場し、ある計画が進んでいることが徐々に明らかとなるのです。
 
亜人とはいったい何者なのか?というのが、視聴者にとっては最大の疑問なのですが、もちろん、このシリーズでは触りの部分しか掘り下げられません。
 
単に追う者と追われる者の話しだけではなく、様々な立場による人間の思惑が交錯した奥深いストーリーとなっていて、あっという間に見終わってしまいました。
 
帽子の佐藤が建てた復讐計画とか面白かったですねぇ。
 
最初に書いたように、CGがふんだんに使われているので、それだけで毛嫌いする人はけっこう多いと思うのですが、少なくとも僕は自然に受け入れられましたし、むしろ、よくできているなぁという印象でした。
 
CGがダメという人には見向きもされないアニメなんでしょうが、それだけの理由で見ないなんて非常にもったいないと思うぐらい面白かったです。
 
劇場版も見たいんですけどねぇ。。