Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

こういう時、管理職は損だと思う

仕事の話しです。
 
めんどうな事は突然に…
 部下の女性が、今週の土日に東京へ出張する予定でした。
 
しかし、出張の3日前となる水曜の朝に、出張に行けなくなったと相談があったのです。
 
詳しく聞いてみると、昨日の午後から体調不良でおかしいと思い、病院で検査したら妊娠してたとのこと。
 
さすがに週末の出張は飛行機で往復するし、家族からも行くのを反対されたので誰か代わりに行ってくれないかという申し立て。
 
おめでたい話しではあるんですが、おいおい、出張は明明後日だぞ。
 
出張の代役を立てて欲しいと簡単に言われてもねぇ。。
 
出張の内容について詳しくは書けませんが、事実上、その部下の代役ができるとすれば僕しかいないのであります。
 
正直、週末は妻も休み(第2、第4土曜が休日)なので、二人でゆっくりできるなと楽しみにしていて、東京とはいえ出張になんか出かけたくありません。
 
降りかかるストレスとささやかな抵抗
僕はその部下の前で渋い顔で、「週末の話しだよねぇ、、さすがに俺も予定が入っていて無理なんだけどなぁ。」と、わずかばかりの抵抗を見せました。
 
最悪、出張業務そのものをキャンセルする方法もなくはないのですが、それやっちゃうと、色々と信用問題にも関わりそうだし、それは最後の手段。
 
はたからみれば、僕にはさしたる予定が週末には無いので、これを読んでるみなさんは、部下の代わりに行ってやればいいじゃんと思われるでしょう。
 
でも、僕は嫌なのです。
 
妻と二人で過ごすだけの土日かもしれませんが、僕にとって、それが奪われるのはかなりのストレス。
 
本当にささやかなながらも、自分の中では何も予定がないことが大切な「週末の予定」なのです。
 
金曜日の夜から、明日は何をしようかねぇ、とか、あれやっておこうかなぁ、とか、実際には多分何もしないんでしょうが、そうやって贅沢に時間の使い方を考えられる至福の時なんですよね。
 
なので、精一杯の抵抗で「週末は俺も予定が入っている」と言ってみたわけですが、それで問題が解決するわけがありません。
 
湧き上がるブラックな感情
本当にいやらしい感情ですが、「何でこのタイミングで妊娠してるって言うんだよ!もっと早く分からなかったのかよ!」と心の中で毒づきました。
 
この日の朝は、完全にブラックデビルと化していたように思います。
 
いくら考えても、自分が代役で出張に行くしか解決方法がありません。
 
管理職である以上、部下はあくまで「どうしましょう、課長?」と問題を投げかけるだけで、解決してくれるのは上司の仕事だと思っています。
 
でも、僕は解決したくないのです。
 
管理職だから、上司という立場だから、自分が解決しなきゃならんのか?
 
管理職なんてクソ食らえだ!知るか!てめぇで何とかしろ!
 
本当に心の底から、そう思いました。
 
でも結局は…
そうやって、たっぷり時間を取ってから、恩着せがましく「とりあえず自分の予定をキャンセルできるか確認してみる。もしそれがダメだったら出張業務そのものを取りやめにする。」と言って、僕が代役で行くことになりました。
 
自分でも心の狭い人間だとは思いますが、嫌なもんは嫌なんですよ。
 
ただ、選択肢が無い以上、管理職である以上、自分が対応するしかないわけですからね、仕方無く割り切りました。
 
以前にも書いているように、僕は予定を入れられるのが嫌いなようです。
 
今回、その事を再確認しました。
 
勝手に自分の時間を誰かに押さえられるのが、心的に耐えられない性格みたいです。
 
出張を断るにもっともな理由を想像してみる
あと、これ書いていて思ったのは、いったいどんな予定だったらこの出張を断る事態になったんだろう?と想像してみました。
 
週末に実際にどんな予定が入っていればよかったか、〇✕で仕分けしてみました。
 
〇身内の葬儀又は法事
〇妻が重病
〇自分が入院予定
△結婚式に出席
✕ライブに出る
✕好きなアーティストのコンサートを観に行く
✕町内行事
✕国内旅行にいく
〇海外旅行に行く 
 

割り切るしかない場面が常にある

上のリストは、自分の中でこういう理由だったら割り切って断れるかな、という仕分けです。
 
う~ん、、こういう風に書き出してみると、出張を断るのはかなり難しいなぁと思えます。
 
もし、旅行とかが予定されていたら、やっぱりそれもキャンセルして出張に行ったんでしょうかねぇ。。
 
それとも、全部〇にできない自分が既にサラリーマン根性に毒されているんでしょうか、答えが出ません。