グリーンホーネット
新聞社の創業者を父に持つ主人公ブリット。
父親が厳格であったせいか、ブリットはどうしようもない放蕩息子の大人へと育ちます。
あるとき、父が蜂に刺されて死亡、いきなりブリットが新聞社の社長の椅子に座ることとなるのです。
もともと正義のヒーローが大好きだった主人公は、新聞社のトップになったことで自分の正義を追求しようと思い立ちます。
そんな時、父親の運転手をしていたカトーから、父と一緒に様々な発明を手がけていた事を知らされるのです。
主人公はカトーが制作したハイテクカー「ブラックビューティー」に乗り、カトーと2人で正義の味方グリーンホーネットを名乗り、夜な夜な悪党を蹴散らしに出かける事になりました。
話しの中で、正義のコンビになるはずが「正義のヒーローは人質を取られた時に何もできない、それなら悪人になってやりたいようにやろう!」とわけのわからない理由で、悪人コンビとして名を馳せるようになるのです。
この展開、正直意味不明で観ている側もどう受け取って良いのかわかりません。
そして、この映画最大の難点は主人公ブリットがどうしようもないくらいのボンクラで、全く感情移入できないところ。
親父の遺産を好き放題に使い、色んな発明は相棒のカトーが受け持ち、主人公はひたすらその道具に頼りっぱなしで、先ほど書いたようにまさしくのび太君状態。
ラストでそこそこの男気を見せる場面もあるんですが、視聴者としては時既に遅しですね。
キャメロンディアスも美人秘書役で出演していて、やっぱり綺麗なのであります。
でも、映画の中ではそれだけの役割でした。
物語のキーとなる部分にほとんど絡んでこず、これじゃあ払うギャラがもったいないんじゃないの?と思ったぐらい。
せめて、彼女が真の黒幕でしたぐらいだったら良かったのに。。
何の為にキャメロンをキャスティングしたのでしょうか。
とにくもかくにも、久しぶりに観ていてしんどい映画でありました。