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40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

投資信託をはじめる前に(その6・無リスク資産「国内債券」と「現金」)

ここまでリサーチした中で、資産配分の簡単なおさらい。
 
簡単にまとめると、今のところこんな感じでしょうか?
 
★無リスク資産=「国内債券」+「現金」
★リスク資産=「国内株式」+「外国株式」
★DC(確定拠出年金)とNISAは最大限利用する。
 
となると、後はそれぞれを一つずつ掘り下げていけば、自分が投資すべき商品が見えてくるはずです。
 
今回は「無リスク資産」のうちの国内債券と現金をリサーチです。
 
まず、国内債券と現金を「無リスク資産」として一緒にしてしまっているわけですが、その理由として国内債券の金利が最低に近い水準であり、金利上昇による値下がりリスクがある一方で、株式との分散投資効果が乏しい状態にあるから、、、らしいです。
 
これも、教科書としている「全面改訂(山崎元・水瀬ケンイチ著)」の請け売りです。

 

全面改訂 ほったらかし投資術 (朝日新書)

全面改訂 ほったらかし投資術 (朝日新書)

 

 

なのでわかったような分からないようなという感じなのですが、ここで債券と金利、株式の関係を整理しておきます。
 
①景気が悪くなる
「企業利益減少」→「株式リターン悪化」→「金利低下」→「債券値上がり」
 
②景気が良くなる
「企業利益増加」→「株価値上がり」→「金利上昇」→「既発債券値下がり」
 
単純化するとこんな感じですが、これは証券外務員試験でも出題される基本中の基本。
 
ポイントは、現在の日本では長期金利が1%を割り込む歴史的低水準にあり、利回りがこれ以上大幅に低下しようが無いという点です。
 
つまり、上記流れでいくと、本来なら株式リターンが悪化する時は債券の値上がりでバランスを取る(①のパターン)という図式が崩れてしまっているわけです。
 
投資信託で株式と債券を組み合わせる目的は、片方で損失が出ても、もう片方で損失の埋め合わせができるというリスク補填にあるわけなんですが、歴史的低金利の今となっては、その組み合わせ効果が薄いということを言っているんですね。
 
更に、長期固定金利の普通債券は、今後の利回り低下による値上がりの余地が乏しく、逆に利回りが上昇する場合に大きく値下がりする可能性が高く、割に合わない現状といえます。
 
よって、債券を株式と合わせる意味合いがあまり無い為、現金と組み合わせての運用が良いという考え方です。
 
この組み合わせで外国債券が入ってないのは、為替リスクの大きさを考慮した場合、外国債券の期待リターンが少ない事にあるようです。
 
個人的には、現時点でそこまで頭が回らないので、おいおい勉強してみようと思います。
 
最後に、じゃあ具体的には何を利用すればいいの?ということで、これも教科書に従うなら、
(1)しばらく動かさないが損はしたくないお金→「個人向け国債・変動金利10年満期型」
(2)頻繁に出し入れするお金→証券会社のMRFマネー・リザーブ・ファンド)か銀行預金
 
ということです。
 
なんとなく、まとめっぽくなってしまったので、今回はここまで。