Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

東京が一番ローカライズされている

地方都市と東京の話しです。
 
均質化が一番進んでいると感じるのは、実は地方であり、日本で一番ローカライズされているのが東京だよねって話し。
 
地方都市って、最近はそうでもないのでしょうが、東京の事を批判しつつも東京のような発展を目指していたように思います。
 
どうあがいたって、東京のようにはなれない事実にいい加減気付きはじめたようですが。
 
でも、地方が衰退している理由が、その一極集中にあると思っている地方の人達は多分多く存在し、いつまでもその怨念を東京にぶつけまくる愚かさに気付いていません。
 
もちろん、一極集中はその要因の一つにはなり得るのかもしれないのですが、東京が独特の都市として世界に名を馳せているのは、その唯一無二なローカル性にあると思うのです。
 
ローカル色豊かなのは地方だと思い込んでいる人、今でも多いんでしょうが。
 
けども、どの地方都市に行っても、イオンがあって、吉野屋があって、マックがあって、洋服の青山があって、全国チェーンのドラッグストアがあって…、、、。
 
もちろん東京にだってそれはあるんですけど、そういう画一的なものさえも呑み込んでしまうユニークさもあり、且つそれ以上に東京ローカル色が強いのです。
 
また、地方でも更に人口の少ない田舎での売り込み文句は「空気と水が綺麗、自然豊か、安心安全な食べ物」といった金太郎アメみたいな礼賛言葉ばかりです。
 
地方都市で実際に暮らす自分自身、そんな言葉に辟易しています。
 
片っ方でイオンの進出を喜んで受け入れて、町の売り文句で自然が豊かとか言っても、そのどこに面白味があるというんでしょうかね。
 
確かにカネとヒトが集中する東京だからこそという部分もあるんでしょうけど、それだけじゃないと思うんですよね。
 
その一つが、あらゆるものを受け入れようとする体質的なものでしょうか。
 
それと、あくなき向上心?みたいな空気。
 
あれだけ人が集まる東京でも、地域毎に頭を使ってイベントや集客する仕掛けを常に行い努力しているのです。
 
マンネリ感が出ればすぐに飽きられてしまうのも、実は東京の怖さでもあると思うので、常に競争し走っている必要があります。
 
しかしながら、地方のボンボン達は「東京はいいよな、黙っていても人が来るから」ぐらいにしか考えておらず、地方がいかにしんどいかしか頭に無いのです。
 
それで地方創世なんて言ってみたところで、何がどう変わると言うんでしょうかね。
 
ローカライズされた地域を本当に作りたいのなら、「ウチはイオンなんかいらねぇよ!道路も広くなくていいんだよ!その代わり〇〇だけはどこにも負けてねぇよ」ぐらい言えるようにならないとダメなんじゃないでしょうか。
 
要は、思いっきりどれかに振り切る覚悟を持つってことです。