Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

嫌われてもいいと思えるヒトになりたい

シンクロナイズドスイミングの名コーチ、井村雅代さんは、インタビューで、「私は人に好かれたくない。好かれたくないと割り切っているから、言うべきこともはっきり言えるし、思い切った行動ができる」と仰っていたそうです。

井村さんは中国チームのコーチも務め、中国の躍進に貢献しています。

なぜ日本のライバルの「手伝い」をするのか?という批判もあったそうですが、井村さんは、自分のやりたいことを貫いた。

「好かれたくない」と割り切ってしまえば、かえって「自由」になれるところはあるんですよね。
 
 
敢えて好かれたくないと思える人間は、端から見ていても羨ましいし、かっこよささえ感じます。
 
自分が抱えている悩みの大半が実は、人から好かれたい、いい人に思われたい、支持されたいというところとのギャップにあるように感じます。
 
またどうでもいいプライドに常にしがみついているが故、仕事でアイツは使えないヤツだとか仕事出来ない人間に見られたくないが為に、仕事を頑張っているという、何とも不条理な輪廻の中で僕はもがいているのです。
 
職場において周囲から嫌われると何が困るかって、自分の頼み事、依頼がかけにくくなるってことにあります。
 
内部での部署間における仕事のやり取りは、どの企業でもあると思うのですが、頼まれた方はやっかい毎を増やされるわけですから、こちらとしても余計な摩擦はできるだけ減らしたいわけです。
 
だから、できるだけ普段、周囲から嫌われないように心がけているのですが、それが心的負担となり多大なストレスに繋がります。
 
冒頭の井村コーチの場合、自分のやりたいことが明確であったからこそ、好かれなくてもいいという割り切りが出来たのでは?とも思うのです。
 
我が身に置き換えてみれば、好きでもない仕事で他人との関係性に気を遣っているわけですから、嫌われてもいいという覚悟が出てくるわけがありません。
 
最終的には開き直ってしまえばいいという話しのような気もしますが、チャッチャと開き直れる性格であればここまで悩む事もないわけで。
 
嫌われたくない故の不自由。
 
今の仕事をしている限りは、そこから抜け出せないんでしょうかねぇ。。