もはや、超常現象記事を得意とする雑誌ムーと変わらないです。
滑稽すぎて笑うしかありません。
くろばこが小学~中学生時代、新聞は国語の教科書よりもタメになるもので、毎日読めばそれはそれは賢くなるから、毎日ちゃんと読みなさいと学校の先生からしょっちゅう言われたものです。
当時、我が家は朝日新聞を取っており、僕もどっぷりとあの朝日体質に染まりきっていました。
新聞に書いてある事は正しい、今の世の中がダメなのは自民党が悪いからだと書いてあれば自民党は悪い議員ばかりいるところだと思い込み、太平洋戦争を起こしアジアを侵略した当時の日本は悪であると書いてあれば、日本人はその罪を背負い謝罪し続けなければならないと思い込んでいました。
新聞社に採用される人は、偏差値60以上の大卒じゃないと無理だから、少なくとも自分よりは賢く博識のある人ばかりがいて、そういう人達が書く記事に間違いがあるなんて少しも思わなかったですね。
幼い頃からの「新聞に書いてある事は正しい」という教育は、そうした思考停止人間を大量生産しました。
僕もその一人です。
朝日新聞の記者が起こした「サンゴねつ造記事事件」(知らない人はググってください)で、僕は新聞も週刊誌もTVも大して変わらないんだなという事に気付き、新聞が崇高なるものという洗脳から解き放たれることができました。
それでも、自分の頭で考える習慣やクセは大人になってから簡単に身に付くものでもなく、今でも苦労しているように思います。
これは、新聞そのものが悪いというより、「新聞=正しい」という教えを擦り込んだ当時の先生や風潮に問題があったんでしょうね。
新聞で書いてある事が正しいのだから、疑うという発想が無くなり、それはそのまま自分の頭で考える行為を知らずに放棄している事になります。
それでも僕は、視野を少しだけ広げられるようになったというか、色んな考えや意見が世の中には存在するという事をちょっとだけ認められるようになりました。
けど、新聞は決して間違った事を書かないという思い込みから抜け出せない人は、けっこう多いと思われます。
お年寄りとかにも、そういう人多そうだし。
原発反対という意見があります。
沖縄米軍基地移設反対という意見があります。
そういう意見は当然あって𠮟るべきですが、問題なのは「原発反対」と「沖縄基地移設反対」が同じベクトルやカテゴリーで語られる、もしくは語る人が同じという現状です。
それはもはや論ですらないのですが。
あと、そういう風潮に染まっている人達は、基本ゼロか100でしか話しをしないので、全く議論がかみ合わないというか、同じ日本語なのかというぐらい話しが通じない状況を生み出します。
冒頭のリンク先の記事を見て、そんな感想を抱いたのでありました。