Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

自分が好きでもない「モノ」を売ることができる?

くろばこも、今までの会社勤め経験の中で「モノを売る仕事=営業」も当然あります。
 
世の中には自動車の営業だったり、保険の営業だったり、羽毛布団の営業だったり、配置薬の営業だったり、モノを売る様々な営業仕事があるわけですが、この営業を得意とする人達って上手く言えないけど共通する何かがありますよね?
 
自信とでもいいましょうか、自分が売るモノについての絶対敵な信頼感、肯定感みたいなものですかね。
 
あれって、すごく疑問なんですけど、例えば自動車ディーラーの営業マンであれば、やっぱり車が好きでそれなりに知識もあって、それで車を売るという仕事も楽しく出来てるって事なのでしょうか?
 
保険のセールスレディであれば、保険という商品が好きというのも変かもしれませんので、保険というモノが社会で必要されているという理想がモチベーションとなって、それを売り歩く仕事が苦にならないという事なのでしょうか?
 
もちろん生活の為、お金の為という理由もあるでしょうけど、それはくろばこもその経験があるので理解できます。
 
要は、それだけじゃない人ってことです。
 
世の中には色んなモノがあって、それが素晴らしいものだと思って売る人がいて、社会が上手く回っているのは確かであります。
 
でも、僕は「自分の会社のこの商品は素晴らしいから、営業して売り歩きたい」と思った事が一度もないんですよね。
 
これってやっぱり残念な事なんでしょうかね。
 
企業同士での売ったり買ったりは別として、いわゆる一般ピープルである他人にモノを買ってもらおうとする事に対し、一種の罪悪感みたいなものを持ってしまうんですよね。
 
それは恐らく、自分にとっては必要で無いモノ、欲しいと思わないモノであっても実績を上げる為にその商品の良いところを並べ立てて買ってもらう行為を後ろめたく思うからなんです。
 
確かに自分の生活がかかっていれば、そんな事も言っていられないわけで、何が何でも売らなくちゃという事になるのですが、極端な話しすると、例え自分の生活が苦しくなっても、自分に思い入れの無いモノを売るのは避けたいという感じです。
 
たいして思い入れなくても、商品説明を流暢にこなしながらどんどん売り続ける事ができる人って、自分とは全く違う価値観の持ち主なんだろうかとよく考えるのです。
 
じゃあ、自分がぜひ売りたいと思うモノってなんだろう?と考えると、それも思いつかないわけでして。
 
情熱そのものが無い人間なのかなと、最近は自分の事をそう思ってます。