Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

久しぶりに気分はロウ

思えば、ここ最近は調子が良かったんだと思う。

5月の異動で就いた職場も、だいたいの全体像が掴めてきて、すべきこととか手を抜いてもOKなところの力加減もわかってきて、細かいトラブルはあるものの、総じて安定した仕事状況だったのは確か。

油断したわけではなく、いつ何があるかはわからないという心構えはしていたつもり。

でも、ちょっとした傲り部分があったんだろうと思う。

何があったかというと、上役の部長とちょっと電話で揉めた。

昨年の就業規程改定で、65歳以上の人は雇用期間を定期異動のタイミングで切るということになっていて、今の自分の職場にも1人ほど該当者がいたわけ。

その人はベテランでけっこういなくてはならない存在だったんだけど、いなくなると特に困るのが配送ローテーションが崩れること。

配送時にはリフトの資格が必要なのだが、要はそれを持っている人に辞められると、同じように資格を持っている人を当てがってもらう必要があるので、できれば雇用延長してもらえないか、それがダメなら業務が停滞しないよう人員補充をお願いしていた。

で、年明けまで具体的な補充話しもなかったので、その65歳該当者にアルバイトで出てもらえないかと依頼をして、それで当面は乗り切る算段を立てていたのだ。

しかし、2月末の内示で60歳過ぎの臨時社員が異動してくることがわかったのだが、確認してみるとリフトの資格は持っていないらしい。

じゃあ、当初の予定通り該当者にアルバイトで出てもらう稟議を作成し、それを部長に回したのだが、そこで引っかかった。

「今の業務分量でアルバイトを雇うのは経費の無駄じゃないか、だったら人事異動予定の臨時社員についても考え直さないといけない。」という論だった。

「いやいや、リフトの資格を持った人を規則改定で辞めさせることにしたのは自分じゃなくて上の方であり、こちらはそれでは配送業務が回りませんので後釜を入れてくださいと前から言っている。しかしながら、資格を持っていないものを当てがわれても、結局は業務に支障が出る。資格だってすぐに取らせてもらえるわけでもないし。それに、雇用延長が無理のようなのでアルバイトでしばらく手伝ってもらう事も事前に部長にも話していたはず。」

まあ、こんな感じのやり取り。

文章で書くとこんなもんだけど、実際の電話でのやり取りは、思った以上にヒートアップしてしまい、「勝手にどんどん人減らしして業務は回せなんて、俺はもうようやらん。誰か代わりを見つけてくれ」とまで言ってしまいました。

この部長とは付き合いも長く、それなりに仲も良く、また個人的にはその仕事ぶりも目標とする人でもあった。

ただ、仕事熱心であるが故の、細かい部分、時として重箱の隅を突くような指導もあって、正直そういうところは自分とは合わないなと思っている。

しかしながら、この職場においては、確実に圧倒的に部長の方に大義があり、常に説得力を持っている。

逆に、常に今の仕事を辞めたいと思っていて、仕事中にこんなブログ記事を憂さ晴らしに書いている自分には、ほとんど大義というものがない。

極限すれば正義は部長にあり、自分にはそれがあると名乗る資格はないのである。

それを十分自覚しているからこそ、感情的に部長に不満をぶつけてしまったことに対し悔いて、そんな自分が恥ずかしいというか惨めに思えるのだ。

もっと言い方を抑えればよかった、感情を出さずに理路整然と説明するとか、どこかで折り合う地点を提案するだとか、、、。

まあ、そういうことが普通に出来る人間だったら、日々こんなに悶々と悩みはしないのだろうが。

ただ、何となくだけど、何かありそうな予感は朝からあったんだよね。

それが具体的な言葉で言い表せないからもどかしいんだけど。

ちょっとした自分の周りの空気感?みたいなもので、多分、素粒子レベルの何かの波長が普段と違ったという表現しかできない。

ということで、久しぶりの自己嫌悪に陥った日だった。

もちろん、自己嫌悪に陥った後、ネットで求人検索をしたことは言うまでもない。

それを実行に移す行動力もないにも関わらずだ。