Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

これが大企業のやり方か

タイトルは大仰だけど、中身はそれほどの話しでもない。

けど、ちょっと上から目線的なやり方だなと感じたので記しておく。

ある大手コンビニ会社と取引がある。
(実際は直接取引ではなないが、説明がめんどくさいので省略)

先日、原料の仕様を変更したいとのことで、わざわざこんな片田舎まで、それなりの役に就いておられる方々が見えられた。

テーブルに着くと、先方がこの日のために作成した資料が配布された。

タイトルは「〇〇商談リスト」とある。

商談日、商談者、商談場所、商談内容が書いてあり、仕様の変更点や変更理由などが書かれている。

その内容に沿って、先方の担当者が読み上げながら説明し、新たな仕様に合わせて原料加工や管理をお願いしたいとのこと。

ここまでのようなことは、企業同士の取引の中でよくある話し。

お互い資料に基づいて確認するという、一見普通の感じだったのだが…、

実は、資料の商談リストに記された仕様変更の中身が、かなりかなり厳しい条件となっていた。

これまでの経緯はここでは省いてあるが、力関係は決して対等ではなく、こちらは先方の言うことにずっと盲従せねばならない状態であり、今回もなかなか「これは無理です」と言える感じではなかった。

もちろん全部が全部、無理な条件ではなかったが、時と場合によってはその仕様に合わない状況も考えられるという感じ。

そこらへんをやんわり伝えたが、「まあ、それはその時にまた相談下さい」って、いつものパターン。

どういうことかと言うと、「その時」が実際にきて先方に相談したら、「いやそれはダメですよ」ってなるのが通例なのだ。

ここで肝となるというか、クセモノなのが「商談リスト」。

商談リストと命名してはあるが、実際にはこれがそのまま相手の会社内では商談議事録として扱われる。

そう、これからこの商談リストを元に協議しましょうではなく、既に決まったことだからきちんと対応してねっていう文書なのである。

その証拠に、商談リストの下段に「上記内容について了承しました」という一文のもと、署名蘭と押印欄があり、最終的には後日それを相手先にPDFで送付しなければならない。

それを送付したら最後である。

こちらが相談したくても、「『承認しました』ってここに押印してあるよね?」と言われておしまい。

いやいや、大企業って怖ぇ~って、毎度のことながら実感してしまうのであった。