Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

新型コロナウィルス雑感再び

◆呼称
 
COVID-19というのが正式名称になったはずですが、ネットでもメディアでも、その名で呼んでいるところは全くと言っていいほどありません。
 
最初だけでしたね。
 
何故なんでしょう?
 
特に掘り下げるわけではないですが、ここのところずっと疑問に思っていたもので。
 
 
◆緊急事態宣言
ニュースでは最近こればっかりです。
 
いつ出るのか?なぜ出さないのか?と連日大騒ぎ。
 
祭り状態であります。
 
みなさん、何故そんなに緊急事態宣言を待ち望んでいるんでしょうか?
 
僕はずっと疑問に思ってるのですが、緊急事態宣言が出されることで何か具体的に変わったり良くなったりするのでしょうか?
 
せいぜい、国民の危機意識が少し変わるぐらいじゃなかろうかと。
 
もちろん、それだって十分大事なことなんだからという声もあるでしょうが、国民の危機意識を煽るために緊急事態宣言を出されても、なんだかなぁと思ってしまいます。
 
報道でもたまに触れてますが、日本は強制的に国民の行動を制限するのができない国です。
 
ロックダウンにしても、「生活の維持に必要な場合を除きみだりに居宅等から外出しないこと」を要請するだけで、外国のように道路や鉄道の封鎖、自宅待機の強制などは難しいと思われ、企業も業務を行うかどうかはそれぞれの会社によってまちまちみたいになるのじゃなかろうかと。
 
法律でそうなってるからどうしようもないんですよね。
 
なぜそんなことになってるかというと、まあ、これは戦後の国家権力に対する過剰なアレルギーからくるものなんだろうと想像します。
 
国に国民を強制させる権限を与えると、徴兵制だとか動員だとかそういうことも可能になりますから、特に戦後の昭和時代は極度の国家権力アレルギー派が台頭していたこともあり、そのような法整備がなされることはあり得なかったのでしょう。
 
ですがこれは、裏を返せば国防や緊急時における脆弱性を高めることにもなります。
 
今回の新型コロナ騒動において、人の移動が制限できなかったり、飲食店等の閉店を禁じられない状況を作り出しているの、こうした日本のやむにやまれぬ事情があるからでしょう。
 
なので、緊急事態宣言が出されたところで、それほど状況は変わらないし、好転することもないと自分では思ってるのですが、マスコミを含め世間はそうじゃないって考えてるのですかね。
 
 
 
◆全世帯に布マスク2枚配布
 
ネットやワイドショーでは圧倒的に批判の声が多いですね。
 
朝早くからドラッグストアに行列を作って、マスクを買い漁る時間のある老人たちを野放しにしてるのが元凶のような気がしないでもないですが、こればっかりはモラルの問題なのでどうしようもないです。
 
僕が住んでる島根県は、今となっては感染患者が未だ出ていない数少ない県の一つとなりました。
 
現時点で島根、鳥取、岩手の3県で、さすが陸の孤島と言われる地域であります。
 
そんなところでもマスクは手に入りません。
 
朝、ドラッグストアの前に行列している人たちを見て暗澹たる気持ちになってあきらめております。
 
まあ、マスク配布がどこまで効果があるかわかりませんが、暇な老人たちの行列を食い止めるのに一役買ってくれればと思っておりますので、特にこのマスク配布については批判する気持ちになれません。
 
全国民にマスク2枚配布だけが切り取られていますが、実際には介護施設への配布、医療機関への配布という流れで次は国民に配布というのは、割と自然なことだろうと思われます。
 
ただ、その費用対効果がどうかは正直なんとも言えませんが。。
 
それよりも、マスクや食料品の買い占めに店へ出かける人たちが、感染対策を一番妨げているということをもっと知らしめて欲しいと思います。
 
それと、布マスクはウィルスを通すから効果ないって批判がありましたが、それは不織布マスクであっても同じことです。
 
 
◆補償もしくは金を配れという話し
 
先ほども書いたように、日本は国民に対し強制することができないので自粛要請となっていて、にも関わらず補償しろというのは少々無理があるんじゃないのと思います。
 
自粛要請と補償はセットだと言ってるコメンテーターもいますが、じゃあいったいどこまでをどのぐらい補償すればいいんでしょうか?
 
ちょっと考えれば現実的じゃないってのはわかりそうなものですが。
 
一律にお金を配るという話しも、そりゃもらえればありがたいですが、かたや店で買い占めしてどんどん物をストックしている人たちもたくさんいるわけで、そんな人たちに更にお金を配る必要性なんてあるのかなと。
 
補償にしろ現金配布にしろ、死に金になる可能性はかなり高いだろうなと思っています。
 
失業保険や貸付制度、各地方自治体による支援制度など、まずはそういったものをフル活用してこの苦境を乗り切っていくべきではないでしょうか。
 
 
◆アーティストとか
 
音楽アーティストのライブが中止に追い込まれ、でも保険も出ないから国に何とかして欲しいみたいな声が出ておりました。
 
正直、全然ロックじゃねぇじゃんって思ったんですよね(^^;
 
ロックミュージックだとか演劇だとか、いわゆるアーティスト系の分野って、国や権力から一番遠い位置にあるもの、もしくは真逆に位置するもので、そうであるからこそ楽しめることができるんだと考えております。
 
国から援助もらって、それで体制や世の中に一石を投じる創造的活動なんて、冷静にみればちゃんちゃらおかしい。
 
厳しい言い方かもしれませんが、自助自立で作品を発信するからこそ、アーティストとして受け入れられるわけです。
 
そして、僕ら一般市民はアーティストの才能にほれ込んでお金を投じるのです。
 
だったら、窮状しているアーティストを救うのも、国ではなくて作品の恩恵を受ける我々であるべきではないでしょうか。
 
昨今、ロックとは?みたいな考えは時代遅れになっていますが、原点は変わらないんじゃないかなと今でも思っております。