Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

セブンイレブンを訴えた記者会見を見て

う~ん、正直、自分的にはまだ腑に落ちないというか、なんとも言えない感じもあるのですが、現時点で思ったことをメモしておきます。
 
フランチャイズ契約というものに、そもそも自分は全く興味を惹かれないので、なぜあれほどコンビニのオーナーになる人が大勢いるのか不思議。
 
・いわゆるセブンやローソンの企業側と、各店舗のオーナーの関係性は労働契約ではなく請負契約なので、オーナーが過度に働かせられていたと言われてもピンとこない。
 
・であるけども、オーナー側にのみペナルティが課せられるような契約は、とてもじゃないが対等と呼べる契約でもなく、「セブンが親で、オーナーは子」という力関係により搾取され続けたというのは想像できる。
 
・問題になっているドミナント戦略は、格段珍しい手法でもないし、セブンもウエブ上でドミナント戦略について説明していたぐらいなので、オーナー側がそれを知らなかったという事ではないと思う。
 
・なのでドミナント戦略をやり玉に挙げるのは、ちょっと無理があるとは感じるが、コンビニ企業側も、思考放棄して馬鹿の一つ覚えみたいにドミナント戦略をお互いに繰り広げ、消耗し合った結果がオーナー側に全て被せられているという事実を直視すべき。
 
・コンビニに限らず、人件費がこの世の中で一番かさむ費用だというのは、働くことを経験した社会人だったら理解でき、店の利益を出そうと思うと必然的にオーナーが自ら店で働かなければならなくなる事情は想定内で経営に乗り出すべき。
 
・自分はコンビニオーナーなんて絶対やりたくないが、コンビニの利便性は無くなって欲しくないので、企業側がもう少し知恵を働かせ、お互いにウインウインになる関係性を築くよう努力すべき。
 
・契約の自由があり、色んな事わかっててオーナーになったんだろ、という気持ちもある一方、違法じゃなければどんなことをしても良い(オーナーが泣けば良い)というのは、やはり間違っているし、長い目で見た場合、社会的損失が大きすぎ、企業はそのあたりもしっかり自覚すべき。
 
今は、こんなところですかね。