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40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

甲子園のラッキーゾーン復活?

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甲子園球場ラッキーゾーンが復活するという話しが、ちらほらと出ています。
 
外野スタンドの手前、フィールド内に意図的にフェンスを設置した間のスペースをラッキーゾーンと呼び、そこに打球が直接飛び込んでもホームランになるというもの。
 
ホームランが出やすくなるのを目論んでも、ラッキーゾーン復活とういことでしょう。
 
ホームランは野球の華ですからね。
 
まあ、気持ちはわからんでもない。
 
でも、こういう話しを聞くと、野球っていうスポーツは、割と曖昧なスポーツなんだなぁと思い知らされます。
 
各球場によって、スタンドやポールまでの距離がまちまちなんですけが、別にそれでもOKってことなんですよね。
 
ホームランが出やすい球場もあれば、距離が遠く出にくいところもある。
 
距離は同じだけど、フェンスの高さが低いからホームランになりやすいとか、まあ様々です。
 
だけど、ホームラン記録は公式記録として残るわけですが、それって正直どうなんだろう?って。
 
さすがにピッチャープレートからホームベースまでの距離や、各塁間距離は統一されていますが、ファールゾーンのスペースはやはりまちまち。
 
同じ打球でも、ファールフライでアウトになる球場と、スタンドインしてセーフの球場があります。
 
こういうのが許されているのは、野球がスポーツというよりエンターテインメント性が高い球技の証なんでしょう。
 
エンターテインメントとして面白ければ、球場の広さもその演出の一部だから、各地で独自性を打ち出しても良いという、よくよく考えると実に不思議な競技。
 
まあ、そういう面もあって世界的に普及しにくく、オリンピックでも採用されないのだなと想像します。
 
あと、ラッキーゾーンのホームランと言えば、ドカベン殿馬
 
山田太郎らが新2年生時の春の甲子園大会決勝、土佐丸高校戦でサヨナラ勝ちを決めた秘打が思い起こされます。
(若い人にはわからないでしょうが)
 
詳細は省きますが、殿馬が右へ流し打った打球はライトのラッキーゾーンへ向かって飛んでいきます。

 

ライトは、その前のホームクロスプレイで山田太郎に吹き飛ばされた瀕死の犬神でしたが、必死になって打球を追う。
 
フェンスによじ登り、ラッキーゾーンに入りかけている打球を何とかキャッチするも、体ごとラッキーゾーン内に落ちかけます。
 
しかし、なんとか足の甲をフェンス上部に引っかけ落ちるのを防ぎこらえるのですが、耐える体力も少なく、他の外野手が犬神の足を捕まえようと飛びついたところで、力尽きてラッキーゾーンに落ちてしまいます。
 
この時の秘打が確か、「円舞曲別れ」というのだったと思いますが、犬神がラッキーゾーン側に落ちてしまうところを見事に表現しておりました。

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非力ながらも相手を出し抜いた殿馬サヨナラホームランで試合は幕を閉じ、明訓高校が夏春連覇を果たすのでありました。
 
この春の大会の明訓高校は、全体的に悲壮感漂う感じで、その中で各キャラクターの過去の生い立ちなども描かれているのですが、殿馬はピアニストとして大成するために指の付け根を切る手術をしていたことが明かされます。
 
ドカベン31巻には様々なエピソードが含めて掲載され、そのどれもが胸に迫るものがあり、そんなスーパースター達が集まったのが明訓高校だってことですね。
 
詳しくは漫画を読んでいただければ分かります。
 
ちなみにドカベンの作者、水島新司先生は野球物を得意としておりますが、実はその中で描かれる「人情物」が実に素晴らしく、それ故、多くのファンがいるのだと思っております。
 
ちなみに僕もその1人ですが。。
 
ドカベン、ついに完結となるようですね。
 
水島先生お疲れ様でした。
 
ちょっと話しが逸れましたが、甲子園ラッキーゾーンにまつわる雑感でした。