Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

日大アメフト部はまるでアウトレイジ

日大アメフト部の監督とコーチによる選手とのやり取りの証言を聞きますに、映画や小説のような話しにも思え、それが現実の大学スポーツの現場で行われていたというはけっこうな衝撃でした。
 
僕も中学校時代は野球部、高校時代は陸上部でスポーツをかじっていた経験あります。
 
野球部の監督は厳しく怖い存在でしたし、一度だけ手を上げた場面も見ました。
 
まあ、でも総じて理不尽な事は言わなかったし、部活以外ではけっこうユーモアもあり楽しい先生でしたね。
 
けれど、今回の日大アメフト部の違反タックル問題では、監督とコーチが選手を追い込んで相手チームの選手を狩らせていた事が明らかになったわけです。
 
いやもう、パワハラなんて生やさしい話しじゃない。
 
リアルなヤクザの世界は知りませんが、フィクションの映画のような話しばかりが、謝罪会見した選手の口から出てきて驚きましたです。
 
「相手のQBをワンプレイ目に潰せば出せる」
関学との定期戦が無くなってもいいだろう。相手のQBが怪我をして秋の試合に出られなかったらこっちの得だろう。」
「できませんでしたじゃ済まされないぞ。わかってるな?」
「優しすぎるのがダメなんだ。相手に悪いと思ったんやろ。」
「相手のQBを潰すので使ってくださいと監督に言え。」
「やらないと意味ないよ。」
 
学生スポーツの現場でこんな指示や会話が降ってくるんですよ?
 
恐ろしくないですか?
 
おまけに試合後はその選手の父親をOBが呼び出していたなんて情報も出ています。
 
こんな事が事実として分かると、子どもにアメフトをやらせたいなんて思う親はいなくなるでしょうね。
 
それにしても日大側の対応はまずすぎです。
 
監督に忖度したのか、庇うほどの何かがあるのかは知りませんが、普通に考えれば調査も何もせずに謝罪して終わりってのはさすがにダメでしょうって、高校生でもわかる話しです。
 
日大のレベルが知れます。
 
日大に通っている学生さんや卒業生の方々は、けっこう屈辱的な思いをされているんじゃないかと想像します。
 
ただ、やったことは悪いですが、20歳そこそこの学生がメディアに顔出しして謝罪して真相を語るというのは、けっこうな勇気が必要だったことでしょう。
 
僕が20歳の時どうだっただろうかと考えると、公の場で謝罪した彼の足下にも及ばないです(^_^;
 
そういう彼の姿を見ても、日大関係者や監督、コーチ達が何も感じないのであれば、それこそスポーツに関わる資格無しですよね。