Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

目標管理面談をした

我が社も組織改編後、ついに目標管理制度なるものが導入されることになりました。
 
今頃かよ!とか、もう古いよ!とかいう話しもあろうかと思いますが、組織が決めたことですので従わなければなりません。
 
いっときは僕も、目標管理制度や成果主義制度の方法論をかじり、それに傾倒しかけた時期もあったのですが、現在はどちらかというとアホらしいって心の中で思ってしまうスタンスに変化しました。
 
同時並行で進む業務やタスクを管理するツールとしては良いかもしれません。
 
しかし、これで膨大な業務の実績評価や人的評価をできるかというと、そういうものでも無いというのが僕個人の見解です。
 
なんらかの指標は必要だろうと思いますので、全否定はしませんけどね。
 
ただ、これを元に人事考課をするとなると、ちょっとなぁ、無理があるんじゃない?となってしまいます。
 
目標管理制度での評価が人事考課に直結するって事を、部下達も研修で知っています。
 
必然的に最初の目標設定を低めにしようとしたり、無難な目標しか書かなくなるのは明白。
 
管理職であるくろばこは、部下に目標管理シートを書かせて面談する立場ですが、正直めんどくさい。
 
他人の事に興味無いというか、そもそも、自分で考えて好きにやれよってタイプですから。
 
今日も1人、目標管理シートの内容について面談しました。
 
うちの部署は、わかりやすい数字で実績管理ができる業務がほとんど無いので、そこのところもけっこう難しかったりします。
 
それでも、何とか数字に置き換えれる部分は数字にしたり、それでも書きにくいところについては、時間外業務削減を目標にしてはどうか等と提案いたしました。
 
今回面談した部下Sは、新卒入社3年目の男性。
 
少しではありますが、口答えもする広報誌作成担当者であります。
 
ここ数ヶ月、残業が多いのが目に付いていた事もあり、「基本、出された時間外業務の申請は否認しないけど、もう少し残業を減らす工夫ができないかを目的に目標管理してみたらどうか」と話しました。
 
実際、自分の目には、そう難しい目標設定でもないだろうから、それに同意するだろうと思っていたところ、Sからの返答は「う~ん、難しいかも」。
 
要は時間外を減らす自信が無いので、そうなると人事考課も低い査定になるから嫌だという事でした。
 
僕としては「時間外業務をゼロにしろとは言っていない。毎月10時間以内に抑えるだとか、半期トータルで○○時間にするだとか、そういう話しだ。それに広報業務で休日対応した取材とかは含めなくていいから。」とけっこうな譲歩案を出しました。
 
それでも、なかなかSは首を縦に振らず、悩んでいます。
 
「(仕方ない、あんまりこれは言いたくなかったが、、、)前任者(20代女性)は、ほとんど時間外発生してなかったのに、担当者が変わって時間外が増えたということは、単純比較はできないが、何かしら業務の進め方に改善の余地があるって事だと思うが。もし、それでも残業が減らせないということであれば、S君が抱えている業務を減らして他の部下に割り振らないといけない。今度はその作業を一緒に考えていかなくてはならないが、本当に自分では時間外を減らす事は無理だと考えているのか?その日の業務が終わらなければ、時間外ですればいいってどこかで思っていないか?」と、ちょっとツッコミっぽく言いました。
 
すると、S君は「確かに終わらなければ時間外でやればいいと思っているところはある。」とのこと。
 
よっしゃ、じゃあ、どこのラインで目標設定するか決めようや、ということで、何とか着地できたのであります。
 
目標管理に限らずですが、部下や他の人に何かをやらせよう、してもらおうとすると、自分がきちんと出来てないと言いにくいですよね。
 
僕は、その辺が全然ダメ上司なので、あまり人に指図したりしたくないのです。
 
なので、この目標管理、非常に鬱陶しい制度であります。
 
これも含めて、今の仕事は潮時だなぁと思っているのですが(^_^;