Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

人事異動してきた新人君のおかげで…

部下の女性が結婚退職するという話しを以前書きました。
 
一応、その女性社員をSさんとします。
 
結局、Sさんの退職は9月末となり、それに伴い人事異動で新しい男性社員が我が部下に配属されました。
 
彼は9月1日付で当課に来たのですが、もちろん、9月の一ヶ月間で彼女から引継をしてもらいました。
 
Sさんの年齢は28歳、異動で来た男性社員は24歳。
 
Sさんは非常に真面目で、且つ人当たりも良く、誰からも好感を持たれ、上司の僕も頼りにしていた部下でした。
 
正直、彼女の退職は僕にとってかなりの痛手。
 
仕事をする上で片腕を失うようなものでしたから。
 
ですが、退職する事実は変わらないので、新人男性に期待するしかありません。
 
彼、N君は、昨年新卒採用され1年半ほどは全く別部署で仕事をしていました。
 
僕もあまり関わりがなかったので顔もほとんど知らなかったです。
 
ただ、総務課長からはあまり面白い評価は聞けませんでした。
 
で、実際にSさんが業務引継していたのですが、どうもやる気っぽいものが感じられないらしい。
 
新卒採用の子って、2~3年ぐらいは「仕事の事はまだ分からないけど、とにかく頑張ります!」オーラがあるじゃないですか。
 
N君にはそういう雰囲気がほとんど無いんですよね。
 
広報関係の業務も引継があったのですが、聞いたら今まで自社の広報資材に全く目を通した事がないことが判明。
 
おいおい、よくそんなヤツをうちの課に異動させたな、人事担当者(部長、役員)さんよ。
 
ちなみにそのN君、広報関係はそんなに難しくなさそうと引継中に言ったらしいです。
 
Sさんも、まあ性格の良い子なので、そこで怒ることなく丁寧に教えてあげたみたいですが。
 
なので、一応、上司として僕も牽制球をN君に投げとかないといけないと思い、引継具合のタイミングを見計らって面談しました。
 
「広報資材を今まで見たことないらしいな」
「PCはどのくら扱えるのか?PC扱えなくて30分で終わる仕事を1時間でしてたら駄目だぞ。」
「まだ新人という気持ちもあるかもしれないけど、うちでは個々が独立事業主みたいな立場で仕事するから、自分の仕事は自分でケツ持てよ」
「無理だと思ったら早めに言え」
というような、軽いジャブを打っておきました。
 
それが効いたかどうか分かりません。
 
しばらくは様子見といったところでしょうか。
 
ただ、ほとんど残業を発生させなかったSさんに比べて、N君はなかなか帰ってくれません。
 
残ってでも仕事をやってくれるのは良い兆候なのかもしれませんし、自分もジャブ打ってますからしょうがないっちゃしょうがない。
 
N君にはもっとやる気出せと発破かけながら、当の僕がやる気ない上司というのも彼にとっては可愛そうでありますが、それも運が悪かったと思ってもらうしかありません。
 
新人N君に付き合って、職場に残る僕はなんて真面目な上司なんだということで、今日はおしまい。