メンタリストDAIGOの「好きをお金に変える心理学」って本を、買って読んでみたわけですよ。
あるブログで、本当に好きなことの見つけ方が、具体的にこの本に書かれているという紹介があったからですが。
「好き」を「お金」になんか変えなくてもいいから、自分が本当に好きなこと、やりたいことを見つけたい、という必死の思いでAmazonで購入したわけ。
結果から言うと、本を読んだぐらいじゃ見つけられないってことです。
好きなことを見つける、というよりは、「気づく」というのが本当のところ。
既に答えは自分の中にあって、ただ、それに気がついてないだけ。
そういう意味においては、この本に書いてある『今の仕事が「本当に好きなこと」かわかる9つの質問』は、気づきを与える手段としては有効かなと。
でも、すぐには何かが分からない。
フロー体験の構成要素と照らし合わせながら、これがそうだろうか、違うのだろうかという作業を時間かけてする必要があります。
ま、当たり前の話しですよね。
自分のこと、自分の好きなことについてですから。
他人が「あなたが好きな事は○○ですよ」って教えてくれるわけがない。
40歳後半にもなって、未だにそんなことが分からないなんて。
いや、本当はわかっているけど、手っ取り早い方法に飛びついてしまおうとする自分がいるのです。
でも、とりあえず、今の仕事は辞めた方が良さそうだと「9つの質問」をやってみて理解できました。
「Yes」となったのが2つしかありませんでした(^_^;
ちなみに質問内容はこんな感じ。
1.仕事の目的を即答できますか?
→<NO>
2.仕事中は集中できていますか?
→<NO>
3.仕事中、作業に30分以上没頭して周りが見えなくなることがありますか?
→<YES>
4.仕事がある日は1日を短く感じますか?
→<NO>
5.今日の仕事で得られた成果について即答できますか?
→<NO>
6.あなたの仕事は未知への挑戦が多いですか?
→<YES>
7.仕事のスケジュールや内容を自分でコントロールできている感覚がありますか?
→<NO>
8.あたなの仕事場は作業を誰かに邪魔されにくい環境ですか?
→<NO>
9.毎日働いて得られるのと同じ給料が働かなくても自動的に振り込まれるようになったとしても、今の仕事を続けますか?
→<NO>
仕事も、ずっと前から辞めたいって思ってることなんで、何を今更という感じですが。。。
著者のDAIGO氏は、今の仕事は出来るだけ続けながら、つまりリスクを回避しながら好きな事を見つけるのが良いと言っていますが、それでも「Yes」が1~2個しかつかなかった人は、辞めることも視野に入れてと書いています。
結局のところ、仕事を辞めたいのになかなか行動に移さない自分自身に苛立ち、焦り、そして疲れて追い込まれているのでしょう。
つまりは自分自身が悪いわけで、やりたいことが見つけられないのは、この本のせいではないんですよね。
この本自体は、けっこう面白く読めましたし、なるほどねと思う部分もけっこうありました。
タレントが出す本とか、「好きをお金に変える」っていう錬金術的なタイトルとか、自分としては普通であれば手を出さない本ですが、これは意外と良かったです。